水漏れが起きたら最初にすること あったら便利なもの

こんにちは、中西です。今日は、マンションの水漏れの対応についてお伝えします。私は、築20年超えの賃貸のマンションに住んでいますが、なんと自分の水漏れが起きてしまいました。

水漏れが起きたらまずすること

私の場合、このことに気づくのが遅くなってしましましたが、自分の部屋の中で見える範囲で水漏れの箇所が確認できない場合、水漏れしていると分かったらますすることは、下の階の人に漏れている水が上水か汚水か確認することです。

透明な水だと上水で、給水管の破損の可能性が高いです。一方匂いがあったり、汚れのある水の場合は排水からの水漏れの可能性が高いです。上水の場合は、止水栓を止めて生活をすることで、被害を最小限に防ぐことができます。

汚水の場合は、場所がなんとなく特定できるようであれば、そこを使わないのがベストです。使ってしまうとどんどん汚れが広がるからです。排水を止める場合は、使わないということになるので、原因が無くなるまでその部屋での生活が難しい可能性があります。

上水の場合は、止水栓をとめ、必要なときだけ使うようにする。必要な水はためて使うようにすると、見えていない部分の被害が少なくすることができます。床下では、水が広がっていて、その水漏れの原因を止めたとしても、濡れている箇所を乾かして補修が必要だからです。

汚水の場合は、元に戻す作業を想像するだけでも大変です。被害場所が広がらない方が、下の階の人にとっても自分にとっても大切です。なので、止水栓の場所は不動産やさんに確認しておきましょう。次にその他止水栓を止める時に役立つものも紹介します。

止水栓を止めた生活と役立つもの

お風呂と洗濯機や食洗機を動かす時だけ、止水栓を開けることにしました。止水栓を止めた生活は、まるでキャンプ場で生活しているような感じです。蛇口をうっかりひねっても水が出てこない状況で、こんなものが役立ちました。

ジャグ

キャンプで使って便利だった折りたたみ式のジャックが役立ちました。キッチンに置いておけば、手を洗う、野菜を洗うなど簡単な調理までできます。

ポット

飲み水用、料理用として水を溜めておくと便利でした。

バケツ型のカゴ

もともと洗濯物を入れたり、収納として使っていたカゴですが、バケツがわりに便利でした。トイレに水を流せないので、水を入れてトイレに置いておけば、バケツの水でトイレを流せます。今回は排水は問題なさそうだったので、生活が続けられているのは良かったです。

やかん

トイレで水が流せないので、洗面所にやかんを置いて手を洗えるようにしました。
トイレのたびに止水栓の開け閉めするのは手間です。トイレの頻度も高いので、トイレ周りの水を確保することが、なるべく止水栓を動かさなくて済みます。

キャンプの用品は、災害時やこのようなレアケースにも役立ちますので、おすすめします。断水時にも役立ちますので、ぜひ家の中に何かかわりに使えそうなものが無いか、確認しておいてください。

また普段と違う、水が近くに無い、火もおこさないといけない、不便なキャンプ生活を送ることで、耐性をつけておけばこういった時の対応がスムーズですし、ストレスを減らせます。レジリエンス力を高めるには、キャンプおすすめです!次は、私の状況です。

私の場合 止水栓をとめるまで

実は、いろいろやりとりに時間がかかり止水栓を止めればいいと分かるまで時間がかかってしまいました。夜10時過ぎぐらいにインターホンが鳴って、下階の方から天井から水が落ちてきているとお話しがありました。

家の中は、特に異常が無く原因が分からない状況でした。どこか見えないところで水が漏れているようです。下の階の方が、管理会社に連絡したものの夜遅いので水道屋さんは対応できず、明日管理会社が来るとのこと。その日はそのままで、明日を待つことにしました。

そして次の日、待っていても来ないし、少し出かけたかったことので下階の方に聞いたら午前中には来るとのこと、待つことにしました。

管理会社の人で水道の職人さんでは無いので、部屋を見ても水がどこから漏れているか分からない。ということで、明日職人に来てもらうとのこと。残念なことにこの日日曜日で職人さんが手配できなかったようです。

そして次の日、12時前に水道屋さんがきました。点検口がないので、浴室の天井やキッチンなど見て、確認。下の部屋の水漏れ箇所と、間取りから考えると浴室かキッチンの給水ではないかとなりました。

浴室の天井点検口から、自撮り棒のように鏡のついた棒を使ってみると、どうやら床に水が溜まっていそうとのことでした。

でも床の点検口がないから、大工さんに開けてもらって確認しないと分からない。大工さんが手配できるのは別の日なので、水を使わない時は止水栓を止めてくださいと言われました。あとから、最初から止水栓を止めておくべきだったと反省しました。

水漏れのその後 

大工さんがきて、壁と床、あまり目立たないところをこわして状況を確認しました。水漏れ箇所の特定がなかなか見つからず、床に開いた穴は、どんどん増えていきました。

最終的にキッチンへの給水管が摩耗して、水漏れの原因となったようでした。原因が分かり、それの処置もしてもらい、その日に普通に水をつかっても良いと言われました。

写真は、修理が終わったあとです。とりあえず止水栓を止めなくても良くなり、生活しやすくなりました。このように、解体工事が住んでいる家の中で行われる場合は、解体工事が始まるまえに、ぜひしっかり養生してもらってください。

床を開けたり、壁を壊したりすると、石膏ボードの粉や床の木の粉が飛び散ります。最初小規模だったので、お願いするのを忘れていました。だんだんと工事範囲が広がってきたので、養生してもらいましたが、もっと早くからしてもらえば良かったとあとから反省しました。

さらに、空気中に舞い上がったほこりが落ちてくるまでに時間がかかるので、マスクをする、工事後は空気清浄機をまわす、朝一で床掃除をするなど対応が必要です。

余談ですが、住みながらのリフォームを検討する人がいますが、私はぜったいおすすめしません。生活しづらいですし、ずっと家にいないといけないですし、貴重品の管理も大変。他人がずっと家にいるのもくつろげなくて疲れます。さらに、ほこりがかなり舞うので、生活しづらいです。職人さんにしても、住みながらのリフォームは、効率が下がるので予算はかかりますが、仮住まいがおすすめです。

給排水の漏水は、決して少なくはないので、もし次同じことがあったら、とりあえず、止水栓を止めることをおすすめしたいと思います。水が漏れている状態を放置すると、下階の人だけでなく、自分たちの床も痛んだり、カビの原因になったり、水道代もかかります。

お互いの被害を最小限に留めるためにも、漏水の時は止水栓を止めると覚えておくと安心です。そのためにも止水栓の位置と操作法を把握しておきましょう。

今はまだ床に穴が開いている状態です。上から板を張って落ちないようにしてくれました。ただ、そのままだと床下が濡れたままで、なかなか乾く様子がなかったので、除湿器で除湿乾燥させてみました。

これが良かったです。1日ぐらいすると床下のコンクリートが乾いていて、濡れていません。カビの心配もなさそうです。すぐに床をふさぐ工事できると言われましたが、しっかり乾かしてから塞いでもらうことにしました。以上が今回の経験談です。

これから新築やリフォームを検討されている方

・水回りの位置はまとめる(給排水管の位置が複雑にならないように)

・水回りの付近には点検口を作る(どこから水が漏れたか確認できるように)

・水回りがある部屋の下の部屋には、貴重品を置かない(被害をすくなくするため)

ことをおすすめしたいと思います。

水漏れがあったら、管理会社に相談しつつ、自分でできる対応をしていきましょう。みなさんが夜や週末に水漏れに出会わないことを願いつつ、もし何かあればこのメールを思い出してください。

それでは、良い週末をお過ごしください。