便利さと不便さにあるジレンマ

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お店は18時に閉店

またまたスウェーデンの旅行の話。今回は、お店の話。これも体験したときインパクトがありました。
一般的な町の中のお店は、平日18時ごろまでには店じまいをします。日本に比べて早いですよね。
家の近くでも、8時ごろまで開けているお店が多いので、びっくりしました。なんと冬だと16時ごろには閉まってしまうそうです。
もちろん一部のスーパーや観光客向けのお店は開いています。例えばホテルの近くのスーパーの営業時間は、平日7時~22時、週末は8時~20時という時間でした。ここはまだ遅く開いてくれているので、何か必要なものを買うときには重宝しました。

そして、さらにすごい!と思ったのは、時間がきたら扉をしめてクローズしてしまうこと。ある飲食店でも、席が空いていてたので入ろうとすると、断わられてしまいました。観光客だけ?と思ったのですが、現地の方も断られていました。ある一定時間もしくは、料理が出たらなのか?基準はよく分かりませんが、そうする事で、きっと終了時間までに終われるようにしているような感じです。

スヴェンスクテンというファブリックのお店に行ったとき、2階にあるカフェに行きましたが、そこでも席が空いているので、座ろうとした人を断っていました。日本なら、「●●で閉店なのですがそれまででもいいですか?」と聞いて入れてくれることが多々あります。
どちらがいい、悪いではなく、仕事を定時に終わらせることや、自分の時間を大切にしているという姿勢を感じました。
日本のように8時ごろまで開いているお店は少なく、それに慣れている私は大変不便な気持ちになりましたが、それがみんなで働く時間を短縮できる秘訣の1つだとも感じました。

日本だと、土日も開いているお店も多いです。昔イギリスに住んでいたときは、日曜日はほとんどのお店が閉まっていました。開いているのはスーパーぐらいだったかと思います。20年ほど前なので、もしかすると今では変わっているかもしれませんが。日本の便利さに慣れてしまったのですが、自分たちで働く時間を長くしてしまったのかもしれないと思いました。

お客様は神様ではない

ショップのレジに会計に並んでいても、日本のようにテキパキさばくという感じはなく、マイペース。もちろんテキパキしている人もいますが。例えば人が長蛇の列になっても、マイペース。急ぐ様子はありませんでした。急いでいるのかもしれませんが、あまりそのような印象は受けませんでした。
そういう意味では、日本のショップ方の対応はテキパキ会計も早く、さばくことができているので生産効率はとても高いと感じました。
でもとても丁寧でサービスを受ける側としてはうれしいですが、その反面、仕事が大変になっているのかもしれないなとも感じました。
そして、お客様は神様という感じではなく、「対等」という印象を受けました。
以前の記事にもご紹介したのですが、スウェーデンの会社訪問したときに、「上司も部下も対等」という話がでていました。スウェーデンに来て、この対等という感覚をとても感じることが多かったです。

帰国後スェーデンの本を読んでいて、首相が病院の一般待合室で順番を待つ社会という内容を見て、さらに納得。

スウェーデンでは、政府の官僚や政党の要人すべてが公用車を利用しているわけではあに。普段、地下鉄を使用している妻が、野党のある党首がリュックサックを背負って電車に乗り込むところをホームで、見かけたこともある。…EUの首脳が一堂に会する欧州理事会の開催地では、各国大使館は首脳のためのホテルを早くから手配しなければならないのだが、…ところが、スウェーデンの場合、本国からの指示は、「首相用には、機能的でこぎれいなビジネスホテルを予約すればよい」というものであったという。

森元さんは、徹底した平等主義と表現されていましたが、特別扱いしないという姿勢が徹底していて、心地よい感じがします。

サービスを提供する側と受ける側

スーパーのレジで、店員を怒鳴りつけている人を見たりすると、いたたまれない気持ちになります。もし自分が店員だったらと感じてしまうからです。
私自身の例ですとパソコンのソフトの不具合があった時、とっても焦っているのでついつい口調が強くなる事もありました。
口調が強くなっているのは、不安や不満がいっぱいになりなんとか解消したいと思ってしまうからなのかもしれません。
スウェーデンから帰ってきて、利用の状況がわからないカードの履歴がありました。帳簿をつけていたので、調べなくてはいけないけれど何かわからないので、あわててお店に連絡をしました。いつもだと、強い口調で言ってしまうところを、今回は気持ちを落ち着けて、「教えてほしい」という態度で臨むことができました。内容はわかったので、「ありがとう」を伝えて終わることができました。
少しは、成長したと嬉しくなりました。私達は、サービスを提供する側にも、受ける側にもなります。
お互いに気持ちよく仕事ができるように、心がけたいとあらためて感じました。もちろん私生活では、うまくできないことも多々ありますが、0.2%の改善の気持ちでのぞみたいと思います。