自分の視野が広がる本 奇跡の社会科学 ブックレビュー

こんにちは、中西です。奇跡の社会科学、中野剛志著 、PHP新書のブックレビューをお届けしたいと思います。

まずこの本ですが、最初のオーディブルで聞きました。

特に気になったフレーズがあったので、もう一度内容を聞きたいと思ったのですが、本のタイトルを忘れていて、困りました。

最近外を歩くときや移動のときにオーディブルを聞いていて、似たような内容の本があったので、どの本のどの部分だったか思い出せなかったのです。

気になったので、とりあえず思い出した内容が書いていそうな本を再度聞き流すことにしたのですが、これが結構大変でした。やっと見つけたのが、奇跡の社会科学中野剛志著 PHP新書です。

この本は、オーディブルのきき放題をしていなかったら聞かなかった本だったと思います。全く興味が無かったのですが、内容を聞いて変わりました。

本の中では古典の社会科学の本を紹介しているのですが、今ニュースになっていることや自分の周りの問題にもヒントとなることが書かれています。本のサブタイトルに現代の問題を解決しうる名著の知恵と書かれています。

私が気になった部分は、

抜本的な改革はなぜ失敗するのか、

漸変主義こそ、実は近道

というところです。

抜本的な改革はなぜ失敗するのかで奇異なった部分は、

社会は複雑で、もっとも賢明で鋭敏な人間が、生涯にわったって経験を積んだとしても足りない。だとすれば、長年にわたって機能してきた社会システムを廃止するとか、うまくいく保証のない新しいシステムを導入・構築するという場合は、「石橋を叩いて渡らない」を信条としなければならず、改革のやり方は、慎重に少しずつ改善を重ねていくことが大事というところ。

そして、漸変主義こそ、実は近道では、

ゼロベースの改革より、回り道的なアプローチが近道だというところです。ゼロベースは一見良さそうに見えるけれど、あらゆる可能性を検討して、最善の政策を決定し利害関係を調整することはできない。そしてそれを進めようとすると、強力な権力を必要とする。時間をかけて少しずつ改善する回り道こそが自由の条件ということが書かれています。

私はこれらの知識があまりないので、そのまま素直に受け取ることしかできませんが、今までなんとなく良いと思っていた方法は、もしかしたら違うのかも、と考えるきっかけになりました。

自分の知識が無い分野だったので、もっとこのような本を学びたいと思いました。自分の視野が広がる本だと思いました。

最近はオーディブルで本を聞くことが主となりました。1つは、目が疲れやすいので音で聞く方が楽なのと、移動のときにちょうどいいからです。

ですが結局気になる本やもう一度繰り返し見たい本は、電子書籍や紙の本で目で文字を見ながらでないと整理できないので、結局本を買ってしまいます。

まあ、本の良し悪しを先に判断できるのは、良い点だと思います。

奇跡の社会科学中野剛志著 PHP新書は、オーディブル聞き放題の本なので、よければ見てみてください。https://amzn.to/40owbfg