リビングを快適に過ごすためのアイデアをオーダー家具で実現する

こちらの家具は、オーダー家具でつくりました。お子様の様子を見ながら料理ができるようにと、一般的なカウンターてーぶるより高めにつくられています。リビングでどう過ごすかということを真剣に考えられて、こんな風に過ごしたいというご希望を伺い、それを形にしました。

お子様の勉強の様子が分かる、オーダーのカウンターテーブル

今回の打ち合わせは、訪問アドバイスからスタートしました。最初、リビングダイニングの家具のレイアウトとお子様の部屋のレイアウト、それぞれの部屋に必要な収納などのアイデアをお伝えしました。そしてその家具レイアウトに合わせて、このような家具が欲しいとオーダー家具をご提案することになりました。

下の写真のように、カウンターには引出をつけています。

納品後にお住まいに伺うと、1つの引出にはカトラリーを入れていらっしゃいました。高さが4㎝ほどしかない薄い引出ですが、それに入るトレイを使ってきれいに分類されています。

カウンターには、コンセントもつけています。

取り付けた壁には換気口があったので、それを避けてカウンターを支える脚にしました。真ん中にある脚は、たわみ防止のために付けていますが、なるべく足元のじゃまにならないように奥行を浅くしています。

キッチンが使いやすくなるよう考えた オーダーの食器棚

リビングダイニングを有効に使うために、キッチンの食器棚も見直しをすることになりました。もともと持っていらした食器棚は、厚みが45㎝ほどあり、作業するときに邪魔というお話を伺いました。家電を置く部分には奥行45㎝程度のものが必要ですが、食器や食品のストックを入れる部分は、できるだけ浅くし、通路が広くなるようにしました。ですので、手前の食器棚の奥行が浅くなっているのが分かると思います。

ご家族が住まいながら「ここが使いにくい」「こんな風にならないかしら」という理想を、形にすることができました。

オーダー家具ならではですが、収納の中に配線を通して、棚の上もコンセントが使えるようにしました。

左側のオープンの棚にはトースターを置いています。背面で電源がとれるようにしているので、見た目がすっきりします。

リビングは、ソファダイニングテーブルを置いています。リビング部分は、家具のレイアウトと家具を提案しました。照明は、ダイニングテーブルの位置に合わせて移動できるよう、簡易式ダクトレールを使いました。もともとあったコンセントには取り付けができなかったので、照明用のコンセントの入れ替えなどは職人さんに依頼して取り付けしました。

ただ単にアドバイスだけではなく、配線の段取りやオーダー家具もお手伝いさせていただきました。特に家具のレイアウトは、自分達では考えていなかった配置を提案してもらって良かったと、お客様にもとても喜んでいただきました。

お客様からいただいたメール

お世話になっております。その節は素敵なキッチン、リビングダイニングを提案して頂き、
本当に使いやすい居心地の良い空間になり有難うございました。

今春は念願かなってリビングのテーブルソファから桜を愛でながら食事ができたり、
カウンターテーブルでは、娘の勉強を見ながらキッチンに立つことができて大満足です。
キッチンも広く使いやすくなり、ストレスがなくなりました。

素敵なキッチンにしていただいたので、あの後イケアに行って間接照明をとりつけ
自己満足しております。