コンセントとブレーカーの仕組みを知って、時短家電のための電源の確保する

こんにちは、中西です。先週、調理家電が便利というお話を先週しましたが、調理家電を置くときに困るのが、置き場所と共に、それを使うための電源の確保です。


私は賃貸に住んでいるので、自分の思うがままにコンセントをつけることができませんでした。


キッチンのコンセント

一般的にキッチンには、電子レンジがある想定でコンセントが設けられているので、1か所は専用回路のコンセントがあります。専用回路は、分電盤に専用のブレーカーがあるコンセントです。私のキッチンにも、専用回路のコンセントと普通のコンセントそれぞれ1か所あります。

キッチンにある家電は、

ヘルシオ
ホットクック
湯沸かし器
トースター
電気圧力鍋
食洗機
冷蔵庫
ホームベーカリーです。

上の機器をすべて動かすには、全く電源が足りません。なのでブレーカーが落ちないように、状況に合わせて、コンセントの位置を変えながら使っています。


コンセントの豆知識

1つのコンセントの容量は、1500Wです。1500Wまで使えるのですが、部屋でドライヤーを使ったら、ブレーカーが落ちてしまった経験がないでしょうか?

ブレーカーは20Aまでで、2000Wの電気容量があります。そのブレーカーにつながっているコンセントで使われているW数が2000Wを超えなければ、ブレーカーは落ちません。

しかしブレーカーが同じコンセントで、それぞれWの大きいものを使って合計が2000W超えてしまうと、ブレーカーが落ちます。


分電盤の豆知識

分電盤は、大もとになるサービスブレーカーと、安全ブレーカーがついています。

サービスブレーカーは、ご契約容量を決定しているブレーカーで、40Aとか書いているものです。契約以上の電気が流れると自動的に電気が止まるしくみになっています

安全ブレーカー(配線用しゃ断器)は、分電盤から各部屋へ電気を送る分岐回路のそれぞれに取り付けられています。(許容電流は一般的に20A)電気器具やコードの故障でショートした時や、使いすぎて過電流が流れた場合に電気を自動的にしゃ断します。

クーラーなどの大型電気器具は専用回路にしていることが多いです。


専用コンセントかそうでないかを知る

どうすれば、専用コンセントかそうでないかが知るために、分電盤をみてください。分電盤を見るといくつかの安全ブレーカーがついています。

電気屋さんが親切なところだと、分電盤にどこの部屋、場所のブレーカーか書いています。ざっくりしか書いていないところ、全く書いていないところもあると思います。

残念ながら、書いていないところは、使いながらどこがどうつながっていそうか想像するしかありません。


これから家を買うなら

家事の中で調理に負担を感じている人が多いこと、また自動調理の技術が進むと予想されるので、今後キッチンには家電が増える一方なのではいかと考えます。

新築の家を計画するときには、ドライヤーを使うので洗面所のコンセント、IHヒーター、食洗機などのコンセントは専用にしますが、暮らし方によっては、専用回路のコンセントがあった方がいい場所があるかもしれません。また、状況によっては、少し多めにコンセントをつけるだけでなく、分電盤のブレーカーの数も増やすことも視野に入れて検討されるのも良いでしょう。

新築の場合は、どのようにしたいか希望を言えばそれに合わせて対応して提案してくれます。また、新築マンションの場合は、設計変更などでできる場合がありますよ。


賃貸の場合

私もそうですが賃貸の場合は、分電盤を変えれば済む話ではなく、配線から関係あるため、今ある状況を理解しつつ、上手く使うしかありません。

コンセントが足らない…というときは、他のところから延長コードをひいて使えるようにする、家電を移動させるなど対応を考えてみましょう。

組み合わせる家電を考えるときは、家電の取り扱い説明書を読むと、使用時のワット数が確認できます。



下記は、パナソニックのページですが、分電盤についてとても分かりやすく説明されています。https://panasonic.jp/support/useful/basic.htmlic.jp/support/useful/basic.html



それでは良い週末を。


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