きれいが続くインテリアを選ぶ 住まいを楽しむメルマガ

今ホテルのような快適性をつくるというテーマで、Kindleの本を執筆しています。訪問アドバイスでお客様の家に伺うと、自宅のポテンシャル(潜在的な力)を活用できていない人が多いからです。高いものを買うことなく、整えられる部分も多くあります。自宅で過ごす時間が長くなった日本人の方に、もっと自宅を心地よくするためのヒント似なればと思っています。

今日は、その中の1部分の、綺麗が続くインテリアを選ぶというところをお伝えします。

ホテルは、いつも清掃が入り清潔で美しい状態の部屋をキープできます。自宅では、誰かがきれいにしてくれるという訳ではありませんので、できるだけ整った状態が続きやすいインテリアを選ぶのがきれいをキープするコツです。
長く使えて綺麗きれいな部屋の状態を保つために大事なことは、メンテナンスがしやすいことです。自宅はモデルハウスではなく、生活の場ですので、生活に必要なものを置かないといけないですし、ほこりも溜まりやすいです。長く住めば住むほど汚れてきます。

傷がつきにくいものや、簡単に修復ができるもの、汚れたら取り換えることができるもの、洗ってきれいにすることができるものを選ぶと、メンテナンスが楽です。カバーを替えることができれば、ソファ自体を買い替えせずに使い続けることができ、サスティナブルです。

ソファの生地が選べる場合、ランクによって価格が変わります。厚みや密度があるものは10年ぐらい持ちますが、薄いものだと5年ぐらいしか持たないものがあります。ワインをこぼしても容易に汚れが落とせると謳う、生地もあります。特別な機能のあるものは通常の生地をより割高になりますが、長い期間使うことをと考えると、新調するよりコストパフォーマンスがいいです。どのぐらい使うかを考えて、コストパフォーマンスが高いものを見つけましょう。

我が家は、無垢の天板のダイニングテーブルを使っています。無垢でも、お手入れしやすいようにウレタン塗装しているものもありますが、ウレタン塗装は、はがれてしまうと自分ではメンテナンスができません。そのような理由から、私は自然オイル仕上げのものを選びました。ただし自然のオイルの場合、自分でメンテナンスをする必要あります。天板を水拭きすると色が白っぽく変わるので、気になったらオイルで拭いて艶を取り戻すようにします。ウレタン塗装してあるものと、自然オイルどちらがいいかは、どちらが自分はきれいを持続しやすいかで判断すると良いと思います。昨今は、テーブルを除菌したい人もいると思います。その場合は、薬品に強い素材や加工をしたテーブルを選ぶのがおすすめです。

掃除のしやすさも大事です。最近お客様からの要望が高いのが、ルンバなどのお掃除ロボットで掃除できるかということです。ソファやベッドあれば脚のタイプで、お掃除ロボットが動ける高さがあるものを選ばれます。我が家のソファは、足元に2㎝ほど隙間があるものなので、お掃除ロボットが掃除できません。時々私がソファを動かし掃除しますが、ほこりやゴミの量がすごいです。次回ソファを買い替えるときは、掃除機かお掃除ロボットが入れる脚が高めのものにしたいです。

長く使うという視点でインテリアを選ぶこと、そして掃除がしやすいものを選ぶときれいが続きます。

このような感じで、心地よい空間の作り方についてまとめています。年内出版を目標にすすめています。それでは、良い週末をお過ごしください。

中西 八枝佳