遮光カーテンの選び方 特徴と効果的な使い方

遮光カーテンとは

遮光カーテン(しゃこうカーテン)は、日中の強い日差しを遮断し、室内の快適さやプライバシーを確保するために効果的なカーテンです。遮光カーテンを使うことで、外部からの光や視線を遮ることができ、主に寝室で使用されることが多いです。

遮光カーテンを検討される理由

下記のような人は、遮光カーテンがおすすめです。

夜の外からの光を防ぎたい
西日を遮りたい
高層階で、日中の太陽を遮りたい
朝の太陽の光を遮り、眠りが妨げられないようにしたい
夜勤勤務の方

遮光カーテンの特徴とデメリット

遮光カーテンの特徴としては光を遮ることですが、比較的厚手の生地の物が多く、そのようなものは冷気を通しにくいです。遮光性を持たせるために、裏地に黒っぽい生地を重ねていたり、黒色の糸を組み合わせています。そのため遮光性能があるカーテンは、暗めの発色のものが多いです。遮光カーテンのデメリットとしては、日中カーテンを閉めると、光を通さないので、暗くなること。生地の見え方は、光が通るものと比べると閉塞感がでます。朝日を遮りすぎると、目覚めにくい状況になりますので、自分の生活リズムとのバランスを取るようにしましょう!

遮光カーテンではない生地に遮光性のある裏地をつける

先程お伝えしたように、黒っぽい発色のものや黒の色が混じったような生地も多く、明るい雰囲気にしたい場合は、選べる生地が限られてきます。遮光生地で気に入るものがない場合でも、遮光性のないカーテンに遮光性能がある裏地をつけると、遮光カーテンとして使えます。しかし2枚重ねるので、厚みが増し重くなります。さらに、生地を2枚重ねるため、カーテンの価格も1.5~2倍の価格になります。もちろん、選ぶ生地にもよります。予算を抑えたい場合は、選ぶことのできる範囲は限られていますが、遮光性能があらかじめある生地からお部屋に合わせて選ぶのがおすすめです。

遮光カーテンの等級の違い

遮光カーテンの等級は1級から3級に分けられていています。1級は、より高い遮光性を持つカーテンです。

遮光1級:遮光率が99.99%以上のカーテン
遮光2級:遮光率99.80〜99.99%未満のカーテン
遮光3級:遮光率99.40〜99.80%未満のカーテン

1級の遮光カーテンは、高い遮光性能を持っています。これは、日中でもほとんど光を通さず、暗い室内を作り出すことができます。ホームシアターを楽しみたい部屋やできる限り暗くしたい寝室に適しています。一方、2級の遮光カーテンは、1級に比べて光をやや通します。2級の遮光カーテンは、それほど厳密な遮光性が必要ない場合は2級で十分です。生地を光に透かしてみると、うっすら光を感じます。3級は、透かしてみると光が透けるのが見えますが、普通のカーテンよりは光を遮ります。寝室でも、ベッドが窓から離れているのであれば、2級や3級でも問題ない場合もあります。遮光性能がついていない普通のカーテンでも、厚手のカーテンや、色の濃いものはそうではないものに比べて遮光性が高いです。

効果的な取り付け方

窓からの光を遮るなら、光が漏れないように工夫すると効果的です。カーテンレールを使う場合は、上部に隙間ができます。上横のカバーがあるもの、カーテンボックスをつける、天井付けにするなどでその隙間からの光が漏れるのを防ぐ事ができます。

上だけでなく、横からも光が漏れます。横側は、カーテンのリターンをつけると横からの光漏れを減らすことができます。リターンがつけられるレールは限定されていますので、カーテンレールも合わせて選びましょう。下の写真はリターンをつけたカーテンの写真です。側面の光が入る量をへらしてくれます。

このように、上と横の光が漏れるのを防ぐことで、冬の冷気の侵入を減らす効果も期待できます。上手にカーテンを使って、理想の暮らしを実現しましょう。それでは、良い週末をお過ごしください。