訪問アドバイスでよく聞かれる質問と、対応の仕方について

最近、訪問アドバイスで、片付け相談が続いています。

相談内容としては、
部屋を明るくしたい
部屋をすっきり見せたい
部屋を飾りたい
家具の配置の方法
家具の選び方

など様々ですが、もっと部屋をすっきり見せたいというご希望が多いです。

お部屋をすっきり見せるポイントは、見せるところと見せないところのメリハリをつけることです。目立つ場所、ごちゃごちゃして見えるものを置かないようにする見えにくい場所にごちゃごちゃしたものを配置するだけでも、すっきり感が増します。

そして、収納にはものを効率的に詰め込むのではなく、厳選して置くことも気を付けたいですね。もし、置けないものがあれば別の置き場所を検討するのも手です。

収納のコツは、収納するものの形状にあった収納小物を使うこと、収納の色は抑え、掃除がしやすいものを使うことです。詳しくは下記の本で紹介していますので、よければ見てください。

相談いただく状況も様々です。

悩みがある方でも、原因が分からないけれどなんとかしたい
原因が分かっているけれどどうしたら良いかわからない
原因が分かっていて、解決方法がイメージできているけれど、具体的にどう行動すれば良いか、どのような商品を選べばいいかわからないというような状況に分けられます。

原因が分からないという人は、しっかり話を聞くことで原因になっていそうなことを想像して、それが解決できるようアイデアを考えます。

原因が分かっていても、どうしたら良いか分からない方には、良さそうなアイデアを伝えて、お客様に合いそうなものを探していきます。

具体的な行動に悩まれている方には、具体的な商品を提案したり、進め方の流れをお伝えしています。しかし、話の内容によっては、お客様が考えているものとは別の角度からのアプローチもできることがあります。例えば、

部屋を明るくしたいというお悩みに対して、

カーテンをマグネット式のタッセルで床面を上げてしまうことで部屋に太陽の光を入れることを提案しました。お客様の状況としてお庭があり、隣地との視線は窓の上部分だけだったので、雪見障子のように下の部分は、オープンにするアイデアをお伝えしました。

ソファ横の棚をスッキリさせたいというお悩みには、

その家具を使わず、他のお部屋でちょうど良さそうな家具があったので、入れ替えするアイデアをお伝えしました。また、ごちゃごちゃして見えるものは、別の場所に家具ごと移動してもらうことにしました。新しく家具を買わなくても、持っている家具を入れ替えれば済むこともあります。

テレビ台を探しているので、どのようなテレビ台がいいか提案してほしい

このお客様は、結局テレビをいろいろな角度から見れる方が良いことが分かって、テレビ台ではなく、キャスター式のものを提案しました。

アドバイスの際一番大事にしていることは、その人の暮らし方に合っているか、無理がないか、快適に感じるかということです。その方にとって居心地がいい、快適な方法で解決できるアイデアを探すようにしています。

お客様ご自身は「こうしなきゃいけない」と思っていて、私から見るとこんな方法もあるよと伝えることで、別の良さそうな方向性が見えてくることもあります。

初めて訪問するときは、お客様に喜んでいただけるアイデアをお伝えできるかしらと緊張しますが、お客様が喜んでいただけるアイデアが見つかったときは私も嬉しくなります。