壁紙って選ぶのが難しい

壁紙って選ぶのが難しいと思いませんか?

Plus Art 推進会の中西です。インテリアコーディネーターを約20年していますが、やっぱり難しいです。以前調査した、インテリアと睡眠調査のときも壁紙を選ぶのに、いくつもサンプルを取り寄せしたり、メーカーのショールームに行ったりして、どれがいいか検討に時間をかけました。

私が担当したのは、こちらの物件です。ビフォーは下の写真です。

このとき変えたものは、壁紙とカーテンとベッド周り、そして照明器具とアートも入れました。お部屋を見ていただくと分かりますが、壁の面積がとても大きいです。大きな面積のため、小さな面積で見ているときとは印象が違うこと、部屋のイメージに与えるインパクトが大きいので色や柄を慎重に選びました。

モニターの方からも、派手すぎず、でもお部屋がホテルのように素敵になるようにというご要望をいただいていたので、華やかになりすぎないデザインを選びました。下の写真が壁紙のアップです。近くで見ると、お花の柄だということが分かります。

一番難しいことは、床の色との相性です。床の色が、明るいブラウンで、ベッドがダークブラウンでしたので、それらと調和する色を探すのが難しかったです。同じベージュに見えても、赤っぽいものもあれば、オレンジ色ぽいもの、黄色いものと、幅があります。それらを見極めずに組み合わせてしまうと、面積が大きければ大きいほど違和感を感じます。そのさじ加減がインテリアの雰囲気を決めるので、いつになっても難しいと感じます。

見極める方法としては、できるだけ大きい面積の壁紙のサンプルを見ることにつきます。大きな面で、どのように見えるか。床や家具の色のサンプルと合わせて調和するかを見ると、失敗が少ないですよ。

どうしても難しい…という場合は、プロにご相談ください。