アートを飾るコツ アートの額をオーダーする

アート作品の額は、オーダーして作るとこができます。

以前アートフェアで購入した水彩画は、画用紙のまま額装無しの作品だったので、そのまま飾れないのでしばらく放置してしまっていました。紙一枚の作品なので、そのまま飾るとすぐに傷んでしまうからです。額を買って入れようとも思いましたが、ちょうどいい額を探すのが難しいと思っていました。

以前額を購入したときに、額の大きさとマットの大きさを間違えてしまった経験がありました。今回は、額装をしてくれるお店があるので、意を決してオーダーでつくってもらうことにしました。

額装を選ぶにしてもその作品を持っていく必要があり、それなりに大きなものだったので、満員電車だと作品がぐちゃぐちゃににってしまいかねません。空いている時間や、荷物を持ち歩ける状況と考えるとすぐに行動できませんでした。突然行っても対応してもらえないとき大きな作品をまた持って行かないといけないと困るので、予約をして行くことにしました。

額縁とマットを選ぶ

お店には様々な額が並んでいました。まずは好みに合う、作品の雰囲気にも合う、部屋にも飾りやすい額を探しました。

額は、スッキリ見せたので装飾のない細身のもので、グレイッシュなものにしました。マットは、馴染むようなクリーム色。このマットの色を作品に合わせて色を入れれば、受ける印象が変わります。写真は、いくつかフレームを選んでマットの色と組み合わせて検討しているところです。組み合わせ方で、作品の印象が変わります。

額の選び方

額とマットを選ぶ時に迷うのではないでしょうか。インテリアコーディネートから考えると、飾りやすいのは、インテリアの中にすでにある色から選ぶ方法です。例えば、床やドア、ダイニングテーブルやソファなどの色に近いものを選ぶ方法は、部屋になじみやすいです。もう1つの選び方として、作品の色から合わせる方法です。私が選んだのはグレイッシュな額でしたが、作品の中にも銀色が描かれており、作品の相性とも良いと考えました。

マットでアレンジ

技としては、マットを大きくして絵を大きく見せるという方法もあります。私が持ち込んだ作品は、40㎝以上の作品でしたので大きく見せる必要はなく、細めのマットにしています。小さな作品の場合は、マットの幅を広くして、額を大きくすることで作品を大きく見せるということも可能です。マットの色の組み合わせで雰囲気が変わるので、サンプルでいろいろ試してみて悩むのも楽しい時間です。

完成したら

完成したら額装した作品を取りに行くか、忙しい場合は郵送をしてくれます。額装した作品は、重くなりさらに、サイズも大きくなるので、私は郵送してもらいました。納期は、込み具合によっても変わります。もともと額がついているものでも、入れ替えしてみることもできます。購入したときについている額でが合わないと思ったら、部屋に合わせて変更するのも手です。下の写真は、完成後の写真です。部屋になじむ、上品な感じになりました。

値段は

額装の価格は、選ぶ額やアクリル板、マットの種類によって変わります。作品の大きさにもよりますが、2万円前後~でしょうか。下の写真はアクリル板で、反射を抑えたものと、普通のものの比較ができる展示です。アクリル板への映り込みの具合が違いますよね。

下記は、お客様のお手持ちの絵画の額を、ご新居に合わせてオーダーした事例です。