いつから始めるといい? マンション購入したら、早めに決めておきたいインテリアのこと

お客様と打ち合わせするときに思うのは、なるべく早めに相談しに来てほしいです。なぜかというと、あると便利と思ってつけた棚や収納が、家具の配置を制限してかえって使い勝手が悪くなることもあるからです。

また、コンセントの位置で、家電の配置が決まってしまうので、もしコンセントを移動できたり、増設できる設計変更ができるときに、相談してほしいといつも思います。

マンションでは、設計変更(コンセント増減、位置移動、ドア位置、ドア形状変更)などができる期間が決まっています。それに間に合うように下記のこと考えてみてください。

家具のレイアウトで部屋の過ごし方が変わる

ソファの向き
テレビの位置
ダイニングの場所

マンションの間取りによっては、ソファとテレビの関係が良くない間取りもあります。できれば、テレビを見る時間が長い人は、テレビの正面にソファが置けるか、家具をレイアウトしてみると安心です。

によって、家族の会話の仕方が変わります。
みんなの顔が見える位置なのか、それとも背を向けるような位置なのか。

ソファやダイニングセットが置けるのが当たり前ではありません。通路の位置やお部屋のかたち、ドアの位置によって、思っているように置けない間取りも存在します。どのような過ごし方がしたいか、そのためにどのように位置に家具を置くか、シュミレーションしてください。

照明器具の位置

好きなデザインの照明がつけられるか

ナチュラルシンプルなリビング

家具のレイアウトが決まると次は、照明器具。
照明器具は、つけられるように、通常ひっかけシーリングというコンセントのようなものがついています。

ただし、重いシャンデリアは取り付けできなかったりしますので、どのような照明がつけたいかイメージをもち、それがつけられるかの確認をしておくと安心です。

よくあるのが、「小さなペンダントと呼ばれる吊り下げ式の器具を2つ3つダイニングの上に置きたい」というご要望です。これは、ダイニングテーブルの置く位置とその引っ掛けシーリングの位置の関係で付けられない場合があります。

さらに、ペンダントをダイニングテーブル上に下げるような器具の場合、ダイニングテーブルの位置の移動はしにくいです。

「これがしたかった」ができないかもしれません。ダイニングテーブルの位置と、照明器具の形は、事前に検討しておくのが安心です。

とりあえずダウンライトは安心ではない

とりあえず、ダウンライトって思っていませんか。
ダウンライトの数が多ければ、明るく感じるということはありません。

またデザインがシンプルだから、ダウンライトを選ばれる方も、均等に6つなど選ばないでください。
ダウンライトの位置と数、種類は、お部屋の雰囲気を左右します!

カタログを見てください。ダウンライトだけでも、かなりの数があります。それは、それぞれ器具の特徴が違うからです。同じような形ですが、何を選ぶかも重要になります。

調光器があれば明るさ調節できるからと言って、数多くダウンライトをつけていませんか?実際には必要のない数を入れているかもしれません。


明るすぎる空間も疲れますし、電気代、ランニングコスト、メンテナンスコストもかかります。

ダウンライトを配置するには、お部屋の過ごし方、家具の位置など、トータルに考える必要があります。
それによって、数、位置、選ぶダウンライトの種類が変わります。

コンセント 増設、移動で、家電の使い勝手が変わる

今、生活の中で使われている電気製品多いです。そして必ず充電が必要です。

例えばルンバ。

これをちょうど置きやすい場所があったとしても、コンセントが無いと充電できません。

コンセントを後から増やすには、基本的には、壁を壊し、電気のあるところから線をのばし、工事をします。なので、壁や天井をクロスをやり直すときですと、比較的しやすい工事です。ただし、場所によっては、配線を持っていくのが大変な場所もあります。

どこに除湿器を置くか、加湿器はどこに置く。
電動自転車の充電場所、クリスマスツリーのための電源はどうする?ということも考えましょう。

調理家電のスペースとコンセントに余裕をもたせる

便利な調理家電も種類が増えています。私も、電気圧力なべや、電気調理なべを使っていますが、楽しておいしい料理ができます。
それ以外にも、電子レンジ、炊飯器、湯沸かし器、コーヒーメーカー、トースター、ホームベーカリーなどなど、置くものにより、コンセントの数、専用コンセントにする必要があるかも変わってきます。

同時に使うと、ヒューズがとぶということが無いよう、使う機器と電源の確保を考えましょう。

検討いつからはじめる?

間取りが決まったら早めに。設計変更ができる前がオススメです。スケジュールを考える目安をお伝えします。

納品から考えるスケジュール

家具は、国産でもご注文から納品まで、1カ月〜1.5カ月かかります。輸入だと4か月や6か月後ということもあります。特に長期休暇をはさむと長くなります。

検討する家具の数にもよりますが、家具のショールームを見てまわり決めるとなると、どのぐらいの数の家具屋さんを回るかということにもよりますが、納品が注文から1.5カ月と考えると、検討期間を2か月ぐらいとすると、お引越しの4カ月以上前が検討しやすいです。

家具の種類があり、他のアイテムもあるからもっとゆっくり考えたいという方は、それより前倒しで検討されるといいですよ。

内覧会で、採寸が必要

私の場合、内覧会の日に、カーテンの採寸や造作家具の採寸を行います。

この機会を逃すと、採寸できる機会が鍵の引き渡し後になります。
カーテンは、製作に7日〜10日必要です。納品の10日ぐらい前までに採寸できないと、取り付けできないということです。

オーダー家具は1か月~1.5か月ぐらいが目安です。内覧会の日は、メジャーを持って採寸しておくと引っ越しの準備もしやすいですよ。

引越しの時に、ないと困るのは何?

引っ越しの時に間に合うと安心なのが、

照明
エアコン
カーテン
ベッド(寝具)
テーブルとチェア
です。

とりあえず今使っているものを使いつつ、順番に入れ替えていくという方法でも良いですが、カーテンと座る場所があると落ち着きますよ。新しい住まいを探している、見つけたというときに、上記のことも頭の片隅に入れて置いてください。

もし自分だけでは難しい場合は、インテリアコーディネーターに相談してみてください。RA-CREAでは、段取りやスケジュールも含めてお手伝いします。また、訪問やオンラインアドバイスも行っていますので、何か悩んでいることがあればご相談ください。
詳しくは、下記インテリアコーディネートのサービスについてご覧ください。