私が照明を提案するときに、大事にしていること

こんにちは、中西です。今日は、私が照明を提案するときに大事にしているポイントについて書きます。それは、

お客様の好みに合っていること

生体リズムを崩さないこと

住む人の関係性を高めること です。

この三つバランスをとることで良い照明を実現できると考えます。一つ目の好みに合っている照明は、照明のデザインだけでなく明るさについても考えます。

お客様は、それぞれ慣れている明るさが違いますし、明るさに対しての感じ方も違います。また、今後の年齢による変化も出てきます。

ヒアリングの方法としては、現状の住まいを確認したり、ショールームを案内したりしながら顧客の好みを確認するようにしています。

二つ目の生体リズムを崩さない照明とは、特に睡眠のリズムを崩さないような、照明の明るさや位置、デザインを考慮して提案します。

人は照明を使うようになってから、夜も活動がしやすくなりましたが、その

分生活のリズムがずれてしまいがちです。

特に、日本の家は明るめに照明計画されることが多いですし、明るくして欲しいという希望も多いです。ヒアリングで明るくしてほしいというお話を聞いた場合にも、明るくなりすぎないように気を配ります。

特にリビングや寝室は、明るさを調整できる調光を取り入れたり、間接的な光を利用したり、照明の電球が見えないデザインや器具の配置にして、眠りのリズムを妨げないような明るさに計画します。

リビングや寝室だけでなく、家に入ってからの玄関や廊下などの通路の明るさとのバランスも大事です。そこまで暗くない部屋でも、たとえば廊下が明るいと、廊下から部屋に入ったときより暗く感じてしまうことになります。

また、夜、トイレに行く際の照明計画も大事です。照明の光が眩しく目が覚めないよう、フットライトの利用や、トイレの中の照明の位置や明るさにも気を付けたいところです。

三つ目の関係性を高めることについては、照明の配置や選定によって、家族との関係性を高めるきっかけをつくることができると考えています。

例えば、ダイニングテーブルが明るく照らすことで、温かな雰囲気ができます。

そのような場所には、自然と人が光に集まってきて、長居したくなります。

そのような場所をリビングダイニングにつくることで、家族がつながるきっかけをつくることができます。

このようなことを考えて照明を提案しています。照明にも気を配ることで、より良い生活につながります。

それでは、良い週末をお過ごしください。