ダイニングのペンダントライトは、どう選ぶ?インテリアコーディネートのコツ

ダイニングテーブル上に、ペンダントライトを下げたいです。何か、良い商品はありますか?

まずは、お部屋の状況を教えてください。天井の照明のコンセントの位置によって、ご提案するものが変わってきます。

ダイニングテーブル上の照明を提案するとき、まず最初にコンセント位置を確認します。

照明を選ぶポイント1:天井のコンセント位置とテーブルの位置で選ぶものが変わる

新築であれば、最初に住まい方から家具の大きさとレイアウトを決め、照明に合わせて配線計画をしますが、賃貸やもうすでに住まわれている住まいの場合、照明の位置を移動できないので、元々ある照明取り付けコンセントを活かしながら、照明を提案します。

最初に希望の暮らしを伺い、それにあったレイアウトを検討します。照明をダイニングテーブルに下げたい場合は、天井の照明コンセントとの位置関係の確認が必要です。

希望のテーブル位置と照明の位置が合わないときもあります。その時活躍するのは、簡易取付式のレールです。引っ掛けシーリングのコンセントに取り付けでき、角度や長さを調整することで、ペンダントライトを思う位置に下げることが可能なります。

分譲マンションでも、模様替えで照明位置が家具レイアウトと合わ無いこともあります。そんな時にも使えます。ここで、選べる照明の範囲が決まってきます。

いくらレールを伸ばしたからといって、テーブルといい位置にならない場合もあります。なんとかテーブルの中心までもっていければ、大きめのペンダントライトを1つつけることはできますが、テーブルの上に2つ3つ小さなペンダントライトを下げることはできません。

こちらの写真は、照明を1つ下げました。

こちらは、2個のペンダントライトを下げています。

照明を選ぶポイント2:照明によって光の広がりが違う

どのような形で照明が取り付けることができるか分かったら、次に照明を探します。もちろん、見た目の形や色がお部屋のインテリアに合うかも大事ですが、それと共に器具のシェード(傘)の大きさ、形、素材によって、光の広がり方が変わります。同じ電球でも、テーブル面の明るさが変わるので、注意しましょう。

例えば、ガラスのような光を通すシェードと、金属のように光を通さないものだと、金属の方がテーブル面に届く光の強さが強くなります。金属のものだと、シェードが広がっている形のものの方が、広い面を照らすことができます。

写真は、金属のシェードの照明です。広い傘の部分が光を反射させて、テーブル面を明るく照らしています。

照明を選ぶポイント3:器具の大きさ、テーブルとのバランス

いつも同じ照明器具を選んでいるわけでは無いので、その都度図面を描いて検討したり、行ける時はショールームに行き実物を確認したりしています

いつもではありませんが、部屋の中でのバランスが気になるとき、照明器具の大きさに迷ったときは、部屋の下のような図面をつくり照明のバランスを確認します。下の図面は、図面と照明器具の写真をコラージュしてみました。テーブルの大きさとの関係がわかりますよね。

複雑なときは、実物のサイズに印刷したもので確認することもします。実物を持ってくることはできないので、これでお客様に大きさを確認したりしました。

写真は、実際に納品した時の写真です。お引越し前でしたので、お手持ちのテーブルが無いのが残念です。

照明を選ぶポイント4:機能面の希望

光の色、調光ができるなどの希望により、選ぶことができる器具が変わるので、機能面のご希望も確認します。ただしまだまだ調光や光の色が調整できる器具は少ないです。

ペンダントの目的は、テーブル面を明るく照らすということなので、調光まで必要ではない場合が多いとは思います。周りの照明の明るさを暗くするときに気になるのであれば、シェードを金属や光を通さないものにすれば、明るさが邪魔になることはありません。

どのようにリビングダイニングで過ごしたいかの希望に合わせて、調光ができないものでも工夫することはできます。

ペンダントライトは、テーブル面の明るさを確保するには、とてもいい器具です。デザインによってお部屋の雰囲気が変わります。気に入ったデザインのものがあれば取り入れてみてください。