できないで停止しないように、考えられる人になる

最近、家具や造作家具などの納品が続きました。何か現場で不具合があったとき、職人さんから相談がありますが、その時の職人さんの話し方が分かれます。

ある人は、●●だから、できない。と言い
ある人は、●●だから、できない。でも●●ならできる。と言います。

前者は、できないことは、分かったけれど、できない理由で思考が停止している人、そして後者は、それならどうするか?、お客様の立場を考えるとどうするのがいいかを考える人です。

先日、ダイニングテーブル上の天井からつり下がっているペンダントライトを2つ納品しました。その照明にシールがついていました。それは、法律で付けないといけないものだから外せないという説明を受けました。

リビングに入ってすぐその照明が目に入るので、シールが目立ちます。素敵なペンダントライトが台無しになってしまいます。

少し考えて、はがせないのであれば、目立たないように180度ひっくり返して欲しいとお願いして、照明をつけなおししてもらいました。その時、付けたものを外して取り付けるので、取り付け費が追加かかると話がありました。

内心、それならどうして、最初にシールが目立たない位置で取り付けられたのにしてくれらばいいのに…と思いました。結局、今回追加は不要と言われ、シールも部屋に入ったときには見えなくなり、雰囲気も良くなりました。

また別の家具の納品のとき、「家具を指定の位置に置きました。カバーがついているので、下の方は少し隙間ができてしまいます。」と職人さんが言いました。家具の下の方に配線カバーがついていて、家具を横に並べて置くと、それが邪魔して隙間ができていました。

カバーは簡単に外せるものだし、家具同士を並べて置くので、カバーが無くても問題ありません。隙間が気になったので、手間をかけてしまうけれど、もう一度家具を動かして、カバーを外して家具同士を付けてとお願いしました。

カバーをはずすこと自体は、お客様にも簡単にできる作業ですが、家具が重いのでお客様が移動するのは大変です。こちらも、対応してもらえてよかったです。

それらを気づいて伝えるのも、インテリアコーディネーターの仕事でもあるのですが、すべての納品立に合いできません。オーダー家具は取り付け時間もかかることから、職人さんにお願いするときもあります。できるだけ、立ち合いできるときにはしています。

お願いする職人さんを選べないときもありますが、お客様の立場に立って考えてくれる方と一緒にお仕事していきたいと思います。そして、私自身も、常に考えて行動できるよう励みたいと思います。

下記は、最近納品した事例です。この事例は、扉の無い収納に扉をつけました。https://www.racrea.com/archives/4933

マンションや建売など、扉が付いていない収納を見かけます。生活している中で、扉が無いことで、片付けにくいや、見た目が気になると思う方も多いです。

それでは、良い週末をお過ごしください。