今の住まいのままでいい?仕事がはかどるために必要なもの
今後オフィスやレストラン、飲み屋といった場所は、席配置やテーブルのレイアウトを変え、空気の循環や換気がより求められ、改装が進みそうだなと思います。開放的で、密度が少ない場所が求められますよね。
家も、仕事を家ですることが主になることや、こどももオンライン化が進み、学校とオンラインの共存で授業が進むような状況を考えると、家にはつねに親子が居る状況が続くようになります。
これからの住居にもとめられるもの
これからの住居にもとめられるものということを、以前ブログに書きましたが、これからは
体を動かせて
仕事ができる
場所が住まいに必須になってきます。
なので、都市部では今より広い住まいが求められるのではないかと思います。
上のブログを読んだ知人に、都心を離れた住まいは戸建てが多いから、広いし、庭もあるからいいよとコメントがありました。都心でも広い家に住んでいる人は、困らないかもしれません。でも賃貸などの不動産の間取りを見ていると、広いところもあるけれど、狭いところも多いです。今まで仕事は会社でという世の中で考えられた間取りは、今の状況に合わないところも増えそうです。
仕事がはかどるために必要なこと
newspicksというソーシャル経済メディアを見ているのですが、その中で「リモートワーク疲れ」についての対談がありました。その中でリモートが快適という人と、大変という人が分かれるという話があり、何がそれを分けているのか語られていました。
そこででてきた話題は、リモートで集中できているか?集中の状態が高い人と低い人を分析したところ、家の仕事場空間が仕事に最適化されているかされていないか家族構成が自分だけか、夫婦だけか、育児が必要かという軸で分けて分析されていたのですが、一番集中できていた人は、『仕事に最適化されていて、単身の人』が1番集中できていてその次に『単身で最適化されていない人と、夫婦で最適化されている人』という結果でした。この測定が5人ぐらいということなので参考までに考えるとしても、仕事をする環境を整えることは1つの解決策になりそうです。
仕事をす環境を整えるところで言われていたのは、
座り心地がいい椅子
作業できる机
でした。ホームオフィスという本を出したきっかけで、いろいろと人にリモートの環境についてお話を伺う機会が増えたのですが、もともと家で仕事をする想定では無かった方が一番苦労しているのは、仕事をする場所をつくることでした。椅子が無いという人もいました。楽天などのサイトを見ると、折り畳みのテーブルや椅子がとても売れていたのだと知りました。椅子やテーブルは無いよりある方がいいのですが、作業の時間が長くなればなるほど、その質を高めたくなるのではないでしょうか。
そして家族が一緒の人には、一人になれる場所があると仕事がはかどります。
納戸を改造した人もいるかもしれませんが、これから夏に向けてはエアコンなどの空調が必要になってきます。今後も家で仕事をする必要がある方は、早急に環境を整えるのが良さそうです。
今までは60㎡で4人でも快適だった
私自身の経験ですが、こどもは平日の日中は学校に行って学ぶので、家の中には私一人で仕事ができました。なので、現在60㎡ぐらいの賃貸マンションで4人暮らしですがとても快適にすごせていました。
しかし、常にこどもがいる、夫が家で仕事をしている、外に出かけることが少ないという状況が続くと、今の家では息苦しいと感じるようになりました。今考えているのは、今より広い家に引っ越すことです。私の1人に慣れる場所、仕事部屋がほしいと考えるようになりました。
今専門学校の非常勤の先生もしているのですが、実習の授業ですがオンラインで授業を進めることになりそうです。そうなると自分の籠れる部屋がないとと考えました。納戸を模様替えして仕事部屋にしようと取り組みましたが、部屋の中にコンセントがないので、夏仕事をするのが難しいです。持ち家ならリフォームもできますが賃貸だとそれはできません。
今まで、家でくつろぐを中心に暮らしを整えてきた人には、突然やってきた仕事にどう部屋を合わせていくかということが課題となりそうです。
状況が変われば、求められるものが変わってくる。これから求められる住居やインテリアが変わりますね。どんな風に変化するか楽しみです。
下記のホームオフィスの作り方(Kindle本)では、ちょっと仕事スペースをつくりたいんだけどというお悩みにヒントになることをまとめています。