フランク・ロイド・ライトの落水荘を見に行く

建築家フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)の代表作の落水荘を見に行きました。私が建築を学んだときに絶対行きたい建築の1つで、今回の旅の一番の目的です。日本では旧帝国ホテルの設計をし、神戸の芦屋にも別荘が残っています。

落水壮は、ピッツバーグから約1時間半車で移動した場所にあります。ピッツバーグのデパート王、カウフマンが週末の別荘としてライトに設計を依頼し、1939年に完成。滝が見えるようにとカウフマンから依頼を受けたけれど、滝の上に別荘を設計してしまtったライト。周囲の自然に溶け込みむ外観と、キャンチレバーという片持ちの構造で突き出たベランダが、建物を軽やかに見せています。

入口から森の中を歩いて、落水壮に向かいます。遠くにベージュの色が見えてきます。

近づくとこのような外観がみえてきます。このあと坂道を降りるので、建物の高さが強調されないように感じます。室内にある暖炉で薪が燃やされていて、煙突から煙がでていました。

玄関に向かう途中の様子です。実は、建物のイメージより玄関ドアはかなり小さいです。

室内には、建築前からある滝の岩をそのまま家の中に取り込まれていたり、入り組んだ内部はまるで隠れ家のようで心地よい空間でした。残念ながら現在は室内の写真を撮ることができないため、外観のみですが、室内も外観以上に素敵な空間でした。

外観のベージュの色がなぜこの色になったか気になりますよね。ガイドの説明によると、この建物の周りに生えている木の落ち葉の色に合わせて色を決めたようです。確かに似ているような。でも建物の塗装面積が大きいから明るく見えてしまっているのかな?とも思いました。もう少し明るさを抑えるとより落ち葉の雰囲気に近くなると感じます。

見学に行ったのが11月末なので、周りの木が落葉していて建物の全容をしっかり見ることができました。緑が生い茂っているときは、建物があまり見えないそうです。
そして、11月までしか平日は見学できないそうで、見ることができて良かったです。見学は事前にウエブで予約が必要です。

落水壮 
The Fallingwater
1491 Mill Run Rd. Mill Run