第2回:片付けの第一歩は「理想の暮らし」をイメージすること

こんにちは!中西八枝佳です。 著書『10分で片付けられる部屋の整え方』を読み解いていくブログ連載、第2回目です。前回は「10分で片付く部屋の土台」についてお話ししましたが、今回は具体的な作業に入る前の超・重要ステップについて解説します。
片付けを始めようと思い立った時、いきなり目の前のものを捨てたり、収納ケースを買いに行ったりしていませんか? 実は、部屋を整えるための一番の近道は、「どのような暮らしがしたいか」という自分なりの目標やイメージを持つことなのです。
片付けのゴールは、人それぞれ異なります。ある人にとっては雑誌に載っているような完璧に整った部屋かもしれませんが、そうでない人もいます。「こんな風になりたい」という明確なイメージがあることで、そこに向かうための具体的な行動計画が立てやすくなるのです。
そこで、皆さんに一つ問いかけたいと思います。 「あなたは、これからどんな風にお部屋が変わると嬉しいですか?そして、ご自身やご家族は、どんな幸せを感じられそうですか?」
もし、今は具体的なイメージが湧かないという方も安心してください。本書では、目指す片付けのゴールを見つけるための実践的なステップが用意されています。
ステップ1:理想とするイメージの写真を集める(ワーク1)
まずは、初めの取り掛かりとして、なんとなく「いいな」と思う部屋や、好きなインテリア、こんな風にできたらいいなと思う写真を集めてみましょう。自分の憧れているものを探し、そこから目指す片付けのゴールを見つけます。
【写真を集める際の5つのコツ】 私がインテリアコーディネーターを目指す生徒に教えるときにも、まずは理想とする写真やイメージを集めてもらうことからスタートします。以下のポイントを参考に、気軽に集めてみてください。
- 集めるツールは何でもOK ピンタレストやインスタグラムといった写真サイトから集めても、雑誌の切り抜きでも構いません。片付け本の中に理想のイメージがあれば、携帯で写真を撮っておくのもおすすめです。
- 「部屋全体」の写真でなくても良い 部屋全体の写真だけでなく、花瓶だったり、素材だったりする写真でも大丈夫です。
- 最初は「まとまり」を気にせず、直感で集める 最初のうちは欲張ってしまい、写真の雰囲気にまとまりがないこともありますが、それでも大丈夫です。まずは「いいと思うもの」を集めることに集中してください。
- たくさん集まってから、少しずつ絞り込む 写真がたくさん集まって来たら、もう一度見返して、その中から一番イメージに近いものを選ぶようにすると選びやすくなります。少しずつ時間をかけて絞り込んだり、組み合わせていけば問題ありません。
- 途中で理想が変わっても気にしない 住まいも、住む人やその時期、年齢によって最適なものは変化するため、しばらくして理想のイメージを変えたくなるときもあります。まずは「今目指したいもの」を探すことが重要です。
ステップ2:理想を言葉にする(ワーク2)
理想とするイメージの写真が集まったら、次はその写真を眺めながら、「自分は写真のどこに惹かれたのか」「どんな部屋にしたいか」を言葉にして書き留めます。「すっきり」「青色の壁」「楽しそうな色」といったキーワードや、「服が選びやすそうなクローゼットにしたい」など、短くても構いません。
なんとなくではなく、「どこがいいと思ったか」を具体的に言葉にすることで、自分の部屋で再現しやすくなります。この言葉にする作業は、慣れないと時間がかかるかもしれません。すぐに思いつかなくても、隙間時間に時々写真を眺めながら考えてみてください。
片付けは、ただものを減らす作業ではなく、自分が幸せになるための手段です。まずは難しく考えず、お気に入りの写真探しから楽しく始めてみませんか?
次回の第3回では、理想のゴールに向けて、今の部屋の現状を客観視し、自分自身の「リソース(資源)」を棚卸しするステップに進みます。お楽しみに!
