第3回:10分で片付けられる部屋のために 自分の現状を把握をする


こんにちは、中西です。著書『10分で片付けられる部屋の整え方』を読み解いていくブログ連載、第3回目です。

前回は、片付けのゴールである「理想の暮らし」のイメージを固める方法をお伝えしました。ワクワクする理想を描けたら、次はいよいよ「現実」と向き合うステップです。少し耳が痛いかもしれませんが、ここを乗り越えれば片付けの成功はぐっと近づきますよ!

ステップ1:今の部屋を写真に撮って「客観視」する(ワーク3)
私が強く推奨しているのが、「今の部屋の写真を撮る」ことです。数枚に分かれてもいいので、部屋全体の様子が分かる写真を撮り、できれば印刷してみてください。

毎日見慣れている自分の家は、目が慣れてしまっていて、どれくらい散らかっているのか正しく認識できていないことが多いのです。しかし、カメラのレンズというフィルターを通すと、「テレビのコードがはみ出ているな」「何気なく置いている置物がインテリアに合っていないな」と、普段は気づかない客観的な改善点にハッと気づくことができます。

散らかった部屋の写真を直視するのは、少しゲンナリするかもしれません。しかし、これは現実を受け止めるための大切なワークです。それに、片付けが終わった後にこの写真を見返せば、劇的なビフォーアフターとして最高の達成感を味わうことができます。誰かに見せるわけではないので、怖がらずにパシャッと撮ってみましょう。

ステップ2:片付けに必要な「5つのリソース」を棚卸しする
現状を把握したら、次は片付けという大プロジェクトに向かうための「自分の武器」を確認します。本の中ではこれを「リソース(資源)の棚卸し」と呼んでいます。片付けに使えるリソースは、以下の5つです。

時間
1週間、あるいは1日で片付けに使える時間はどれくらいありますか?


家具の移動を手伝ってくれたり、進捗を報告し合ってモチベーションを高め合える家族や友人はいますか?

お金
収納グッズを買ったり、場合によっては不用品処分などで使える予算はいくらでしょうか?

空間
ものを捨てるか迷った時の「仮置き場」として使えるスペースは確保できますか?

スキル
片付けの知識や技術です。これはこの本を読み進めて実践すれば自然と身につくので安心してください!

紙に書き出して、今自分にどんなリソースがあるのかを確認してみましょう。「意外と使える時間が少ないな」「手伝ってくれる人がいないな」と気づいたら、完成までの期限を長めに設定したり、お金を使って便利屋さんに頼んだりと、自分に合った無理のない計画を立てることができます。

「10分で片付く部屋」の土台作りには「3日」が必要!
ここで一つ、重要な心構えがあります。本書が目指すのは「急な来客でも10分でさっと片付けられる部屋」ですが、その「土台」を作るための最初の片付けには、まとまった時間と労力が必要です。

不要なものを分け、移動させ、最適な収納を考えて設置する……この根本的な土台作りには、「最初の目安は3日」の時間を見込んでください。

「えっ、そんなにかかるの?」と思うかもしれませんが、片付けには「先行投資」が必要です。最初にまとまった時間を使って土台さえ整えてしまえば、その後の普段の片付けは、本当に短い時間で部屋をすっきりさせることができるようになるのです。

まずはスケジュール帳を開いて、片付けのための「まとまった時間」を確保するところから始めてみませんか?

【今日からできるワーク】
スマホで今の部屋の写真をパシャッと撮ってみましょう!

紙とペンを用意して、自分の「5つのリソース(時間・人・お金・空間・スキル)」を書き出してみてください。

現実を直視し、作戦を練ることで、片付けの成功率は飛躍的に上がります。
次回、第4回は、片付けの大敵「挫折」を防ぐための「マインド編(モチベーションの維持)」についてお伝えします。お楽しみに!