第1回:導入編「急な来客でも焦らない!『10分で片付く部屋の土台』とは?

こんにちは!インテリアコーディネーターの中西八枝佳です。

今回から全10回にわたり、拙著『10分で片付けられる部屋の整え方』の内容をギュッと凝縮して、分かりやすくお伝えしていきます。記念すべき第1回目は、すべての根幹となる「10分で片付く部屋の土台」についてお話しします。

突然のチャイムに、冷や汗をかいたことはありませんか?


「ピンポーン!」と鳴る突然のチャイム。部屋の散らかり具合を見て、居留守を使いたくなった経験はありませんか?実はプロである私も、苦い経験があります。電話取材だと思っていたら、突然自宅に取材陣が訪れたことがあったのです。散らかった部屋に案内するかどうか、あの時は本気で葛藤しました……(笑)。

本書が目指す「10分で片付く部屋」とは、モデルルームのように常に完璧な部屋ではありません。

子どもの友達や急なお客様が来るときでも、10分程度でさっと片付けられる「土台」が整った部屋のこと。この土台さえあれば、出しっぱなしのものを元に戻すだけで、部屋は整うのです。

「収納を増やす」だけでは解決しない、という気づき


なぜ私がこのメソッドに行き着いたのか。それには2つの大きなきっかけがありました。

1つは、あるお客様を担当しているときに気づきました。お客様に立派な壁面収納を提案したのですが、1年後に「やっぱり収納が足りない」と言われてしまいました。かなりの量の収納をつくったのにもかかわらずです。この時、「ただ収納を増やすだけでは、理想の生活は手に入らない」と痛感したのです。

2つめは、自身の生活の変化からです。出産を機に、家中に自分の服や育児用品があふれ、私自身も片付けに追われる日々に。決して広い住まいではないのですが、収納で動きづらくなりました。この実体験が、片付けを根本から学び直す原動力になりました。

リバウンドしないための「最短ルート」


短時間でリセットできる部屋にするには、収納グッズを買い足したり、むやみに捨てたりするだけでは不十分です。大切なのは、家全体の家具配置や収納計画を、根本から見直すこと。そして何より重要なのが、「自分がどのような暮らしをしたいかを考え、理想像から逆算していくこと」です。

まずは「どんな生活を送りたいか」を思い描く。これが、10分で片付く部屋づくりの第一歩です。

次回、第2回は「目標設定編」として、片付けのゴールとなる『理想の暮らし』のイメージの作り方を具体的にご紹介します。どうぞお楽しみに!