体を動かせるスペースをつくり、ビデオ会議の背景がすっきりさせるために、片付けをした
ステイホームの時に真摯に必要だと思ったのは、家の中で体を動かせるスペースです。
家の中で過ごさないといけない場合、健康を維持するために運動が欠かせません。外に出掛けられるといいのですが、できるだけ家の中でも体を動かせるスペースがあると、ストレッチをしたり、ダンスをしたり、ヨガやラジオ体操などができます。
広い家や部屋が余っている場合は困らないですが、都会の日本の住宅事情から困っている人がいるのではないかなと思いました。何にでも使える場所、例えば昔の床の間のある和室のようなものが少ない部屋があるといいですよね。
部屋や空間が空いていると、ついつい物を置いたり、何かにつかってしまうのではないでしょうか。
・収納につかう場所を増やさない
・持ち物を厳選して、置く家具を減らす
・スペースが確保しやすいよう、家具のレイアウトを工夫する
など、場所を確保する努力が必要です。
一般的にソファの前はスペースが確保しやすいですが、ステイホームのような時は、家族が家にいるので、ソファ前は子供達に占領されていることが多くなります。
必要な時家具移動して場所をつくるのもいいのですが、毎日のこととなると、億劫になります。横や座ってのストレッチ程度であれば、今使っているベッドの上でもいいかもしれません。
移動しなくてもいい、すぐに体を動かせる場所があると運動しやくなります。私はフラメンコを習っていますが、以前ステイホームの際にオンライン開催されるとき、「そういえば、踊れる場所がない。」となりました。
VRのビートセーバーというゲームをする時にも、両手を振り回すので、家具の出っ張りが邪魔になります。VRはゴーグルをつけて目隠しをしている状態なので、ゲームに夢中になると体が大きく動いて家具にぶつかることがありました。できれば、2m四方、約畳2枚分の場所は空間としてほしいと思うようになりました。
やる気をだすきっかけとなったのは、ZOOMでビデオ会議をしているときの背景にある本棚がに気になりはじめたらからです。もう少しすっきり見せたいと思いました。
すでに、家具を配置していて、ものを詰め込んでいる状態でしたので、スペースをつくるためには、家具を移動し、ものを減らさないといけません。そして実現するためには、半日ぐらいは必要です。本棚の本を移動させ、家具を解体し、移動し、組み立てる。考えるだけで面倒です。
家具の移動、新しい家具の購入、捨てるものを探すとなると、大変です。自分1人で作業をする場合は、自分で自分を励ましていかないといけません。
今回は、体を動かすことができる場所を広くするため、写真の奥にある白い家具を移動させ、本棚の位置を奥側の壁側に寄せました。
まずは新しく購入した家具を組み立て、本棚の本を出し、棚を移動させ、本を戻し、とこつこつと作業を進めました。大変だったのは、棚のものを出すことです。ものを出したら、足の踏み場に困るほど、床が本やカタログでいっぱいになってしまいました。
そして棚を移動させることができました。収納量は減るので、減らせるものが無いか確認しながら本やカタログを入れました。すべて入るか不安でしたが、こうなると棚に合わせてもち物を減らそうと決めました。
完成一歩手前ががこちらです。スーツケースを置いている部分だけ、棚を左側に移動させることができました。
そして、こちらが完成。地味な作業でしたが、最終的に214㎝×194㎝の体を動かせる空間ができ、ビデオ会議のときの背景もすっきりしたことに満足しています。
改めて、片づけって時間と気力がかなり必要な作業だなと感じました。今回は、体を動かせる場所をつくることと、ビデオ会議のときにすっきり見せたいという気持ちが強くなり、実現できました。よっぽどやらなきゃいけない理由がないと、行動に移せないですね。
私は、お客様の片付けの作業まで手伝うことは少ないのですが、何をどこの位置に置いて片づけると良いか、どのような手順で進めると良いか、具体的な方法とアイデアをお伝えし、お客様に、こんな風にすすめると実現できるという地図を描くという手伝いをしています。
お問合せいただくお客様は、自分で考えてもどうすればいいか分からなくなってしまったという方です。そのような方に、こんな風な順番で進めるといいですよとお伝えすると、それならできそうとなり、実際に行動したくなるようです。問題を解決する道筋が分かることで、その状況を変えられるかもという期待が、行動を起こさせるのではないかと思っています。
寒い冬は、家の中にいる時間も長くなります。時間があれば、片付けで体を動かしてみてはいかがでしょうか。それでは、良い週末をお過ごしください。