音の環境をととのえる 録画・録音に適した部屋づくり

最近、動画講座にチャレンジしています。慣れないので、まだ試行錯誤中です。音の教材だと、どうしても音の質が良くないと聞きづらくなるので、録音するときに、音のための環境づくりを色々試したことについて、今日はお話したいと思います。

まず録画や録音に適した環境ですが、3つのポイントがあります。

・まわりの音を減らす
・録音の音の質を高める
・音の反射に気を付ける です。

まわりの音を減らす

録音していると、普段気にならない音が入っていることに気づきます。窓の外の音、パソコンのファンの音、エアコンの音など、普段気にならない音が、しっかりマイクを通して録音されてしまいます。

できることは、音がする家電の電源をオフにする、そして音がするものから離れることです。まず、エアコンや空気清浄機、ワインセラーなどの家電は電源を切りましょう。食洗機なども録音中には使わないようにするなど、時間を決めてすると良いでしょう。窓からの音は、厚手のカーテンを閉める、窓を2重にするなど、その場所を覆うことで軽減します。または、窓から距離をとることでも、軽減します。

録音の質を高める

音の質を高める方法として、マイクは性能が良いものを選びます。性能が高いマイクだと、拾う音の方向性を選べたり、雑音を少なくしたりできます。マイクに息がかからないように、カバーをつけるのも手です。また、マイクの近くで話すことができるようなセッティングをします。

音の反射に気を付ける

硬い素材のものに音が反射すると、響きます。視聴覚室などでは、壁が丸い穴が開いた壁材が使われています。音の反射を押さえ、適度に音を吸収させて、音が聞こえやすいような環境をつくります。スタジオではないので、そこまでしなくても、その音の性質を利用して環境をつくることができます。

例えばピンポンボールを金属の上で落とすときと、ラグの上で落としたときの跳ね方が違うことは、想像しやすいと思います。音も同じで、硬い素材だと跳ね返り、音が反響します。特に録音している場所の壁がコンクリートだったり、扉が金属製だったりすると、音が反射しやすいので、ベルベットやフエルトのような凹凸のある素材や、ラグや厚手のカーテンなど厚みのあるファブリックを部屋に使うことで、音が聞こえやすい状況をつくることができます。

私も自分の家で、場所を変えて録音をしてみて、どのように音が聞こえるか試してみました。

事務所として使っている部屋は、窓の外は交通量が多いので、窓の外の音を拾ってしまいます。

寝室は、窓からの音は気になりませんが、クローゼットの扉が金属製のため、キーンという硬めの音に聞こえます。吸音性のあるパネルを立てて録音してみましたが、他の部屋よりも音が硬い感じでした。

窓が無い、洗面所でも試してみました。周りからの音がほとんど入らないので、とてもいい環境でしたが、問題は場所が狭いので、準備に手間がかかることです。

いろいろな場所で試した結果、リビングの一角で、吸音パネルを立て、囲まれるようにして録音するのが一番音がきれいで、私も準備がしやすく、手間が少ないと分かりました。今後はこの場所で録音しようと思います。

最終的なホワイトノイズ原因は、パソコン

最終的に一番の音のネックになったのは、ノートパソコンのファンの音でした。私は、スクリーンキャスト形式で、画面を見せながらその画面と一緒に録画をしているため、近くにパソコン画面が必要です。他のいろいろな音に配慮したにもかかわらず、マイクと距離の近いパソコンのファンの音がホワイトノイズが入ってしまいました。

私がした対策としては、マイクの周りにパネルを立てて、パソコンからマイクを離すこと。それでも残念ながら音が入ってしまうので、それについては、仕方がないのでパソコンソフトのノイズ除去の機能で消すことにしました。実際にノイズ除去した後、除去していないものと聞き比べるとやっぱり音の聞こえ方が違いました。

パソコンのソフトでノイズ除去できるとしても、消さないといけない音は、なるべく少ないに越したことはありません。なるべく音の環境に配慮しつつ、その上で、ソフトの機能を利用するのが良いと考えます。

これからビデオ会議など、ますます音環境が求められるのではないかと考えます。皆さんの音環境づくりのヒントになれば幸いです。