プロとして「心からおすすめできるもの」だけを

インテリアの提案を考えるとき、私が一番大切にしている基準があります。 それは、「自分がお客様の立場だったら、本当にこれを選びたいかな?」ということです。
日常のストレスを生まない家具選び
世の中には、デザインが素敵な美しい家具がたくさんあります。でも、見た目だけで選んでしまうと、日々の使い勝手やお手入れにちょっとしたストレスを感じてしまうことも少なくありません。毎日の暮らしの中では、うっかり何かをこぼして汚してしまうこともありますよね。せっかくお気に入りの家具を揃えるのに、「汚さないように…」とハラハラしながら気を遣って過ごすのは、なんだかもったいないなと思うのです。
だからこそ私は、デザインの良さはもちろん、お手入れのしやすさ、日々の使い勝手、素材の質、そして価格のバランスなど、いろいろな視点から厳選します。 長く心地よく使えること。プロとして自信を持っておすすめできること。 そうやって条件を絞り込んでいくと、自ずと選ぶべきメーカーや商品は限られてきます。本当に良いと思えるものは、実は決して多くはありません。
肌に触れるものだからこその、こだわり
もちろん、すべての家具にたくさんの予算をかける必要はありません。大切なのは、どこにお金をかけるかという「メリハリ」です。その中で、私が特にこだわっていただきたいのが、ダイニングテーブルやチェア、ソファといった「体に触れる時間が長い家具」です。 ぐっすり眠るためのベッドはもちろんですが、食事をしたり家族でくつろいだりするダイニングテーブルも、直接肌に触れる機会が多いですよね。だから私は、触れたときにじんわり温かみを感じる木製のものをおすすめすることが多く、冷たくて硬い素材はなるべく避けるようにしています。
おうちでの時間を決める「居心地の良さ」が、私たちの心と体に与える影響を、何よりも大切にしたいと考えているからです。
一番ちょうどいい空間を
プロの目線で選んだ家具メーカーの選択肢は限られているかもしれませんが、その確かな中から、お客様一人ひとりの暮らしに合わせた色やスタイル、組み合わせを丁寧に考えていきます。見た目が素敵なのはもちろん、毎日ラクに、心地よく使えること。 そんな、日々の暮らしがちょっと嬉しくなるような、ちょうどいい空間をつくっていきたいと考えながら、毎日作業をしています。
