AIの活用をどうするか?の答えが見つかる本
今日はブックレビューをお届けします。読んだ本は野口悠紀雄さんの「「超」創造法」。サブタイトルは「生成AIで知的活動はどう変わる?」です。以前、ChatGPTをどう使っていくかという話題をメルマガで取り上げましたが、この本はその1つの答えを見つけたというような内容でした。
AIをうまく使って生産性を上げたいと試行錯誤していますが、なかなかしっくりきません。この本を読んで納得したのは、AIには得意不得意があるということです。ChatGPTを使ってメルマガやブログを書いてみましたが、「うーん何か違うんだよな」と思うことがありました。
本にも書かれている通り、ChatGPTが得意なのは作業の自動化で、特に文章やメールの要約や校正、エクセルの処理に役立ちます。これは私も実感しており、キーワードをリストアップしたり、草稿を書いたりした後に校正を依頼するのに便利でした。
一方、不得意なのは創造やデータ抽出です。AIは時折間違った回答をすることがありますし、創造は自分のアイデアや感性を活かす部分です。問題点の発見やその解決策についてはAIでは代替できません。アイデアのきっかけを作るための雑談や頭の整理には使えますが、その中身をAIに任せるのは避けるべきという点に、「確かにそうだ」と納得しました。
中身をまかせてしまったら、自分はいらないですし、自分が発信する意味が無いですよね。そこに自分の視点を入れることで独自性が生まれ、それが面白さにつながると改めて考えさせられました。
では、そのアイデアはどう生み出すのでしょうか。名著「アイデアのつくり方」(ジェームス・W・ヤング著)にも書かれている通り、まずはアイデアのもととなる知識や材料を詰め込むことが大事だと野口さんは述べています。そして、たくさん詰め込み、考え、ふとした時に浮かんだアイデアを忘れないようにメモすることが重要です。奇抜な内容ではありませんが、基本となる大事なことですね。
これからの技術の発達で、AIがさらに進化してくることとは思います。その中で問題を発見していくこと、テーマやアイデア、感性がますますに重要になると思います。なので、効率化を図るために、文章校正にAIを活用していこうと思いました。
アイデアは自分で考えつつ、文章の校正はAIに手伝ってもらいながら、このメルマガを書いていきたいと思います。