病院代より、今の経験に。『DIE WITH ZERO』を読み返して決めたこと

『DIE WITH ZERO』ビル・パーキンス著。
皆さんも、このタイトルを目にしたことがあるかもしれません。私の周りでも最近、この本の内容が話題になる機会が増えてきました。そこで、あらためてこの本を読み返そうと思ったのです。
この本を買ったことがあったかしらとKindleのライブラリを確認してみると、なんと7割まで耳読したまま、置きっぱなしになっていました。
あらためて全体を聞き直してみたとき、私の中に強く残ったのは次の2点です。
- 経験にはタイミングがあること
- 思っているほど先延ばしできない経験は多いこと
私は50歳になりましたが、20歳や30歳の頃と同じ経験ができるわけではありません。周りの環境、そして自分の健康や体力、気力を考えると、やりたいことの中で実行できる時期は意外と限られています。
ただできるだけでなく、心から楽しめるタイミングを見逃さない。その重要性を、この本を通じてあらためて考えさせられました。
私自身、50歳を迎えてから、だんだんと視力の低下を感じるようになっています。残念ながら、肉体的な機能が今より劇的に良くなることは少ないでしょう。さらに年齢を重ねれば、気力そのものも落ちていき、結局やりたいことができなくなってしまう可能性もあります。
経験から価値を出せる能力は、だんだん衰えていく
そうであるならば、できる時にできることをする。 将来、病院で高度な医療を受けるためにお金を貯め込むのではなく、そのお金を今できる体験や思い出のために使いたい。そう強く思うようになりました。
大切なタイミングを逃さないよう、まずは自分が本当は何をしたいのかを、LIFE VISON NOTE にWISHリストを書きながら、年末に向けてじっくり見直していきたいと考えています。



