現代アートを楽しむ 夜のSTARS展・森美術館に行きました。 

森美術館のSTARS展に行ってきました。世界が認める日本の現代美術のスター、草間彌生、李禹煥(リ・ウファン)、宮島達男、村上 隆、奈良美智、杉本博司、6名の作品が見られます。
体感できる大きな作品も多く、現代アートが良く分からない人にも楽しめる作品です。少しだけ、その中の作品を紹介します。もし興味が沸いたら、ぜひ実物も見てみてくださいね。

作品を見に行ったのは夜だったので、奈良美智さんの展示ブースの世界観に引き込まれました。照明の当たり具合も良かったです。

奈良美智 ≪Voyage of the Moon (Resting Moon) Voyage of the Moon≫ 2006年 メディア・ミクスト 495 x 354 x 476㎝ 制作協力:graf 所蔵:金沢21 世紀美術館(石川) 
奈良美智 ≪Miss Moonlight≫  2020年 アクリル絵具、キャンバス 220×195cm
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 – 非営利 – 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

奈良さんの『Voyage of the Moon 』の周りには、進入禁止のテープが貼ってありますが、奈良さんがこちらに書きこみしたようです。ぜひここも見て下さい。

こちらの宮島達男さんの「時の海ー東北』は、夜に見ると幻想的です。静かな時間が流れる作品は、3.11の出来事が思い出され、ずっと、じっと見てしまいました。

あの時、あの人に、会いにいく ― 3 1 1の大震災をきっかけに、 現代美術家 宮島達男が構想した、東北の人々と一緒に作り上げる ブロジェクト。生命の永遠性を表徴する数字のLED。 そのカウントのタイム設定を、被害を受けた地域を 中心とした3000人に行ってもらいひとつの作品にしていきます。

https://seaoftime.org/#aboutproject
宮島達男 ≪「時の海—東北」プロジェクト(2020東京)≫ 2020年 LED 防水、電線、集積回路、水 サイズ可変 
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李禹煥(リ・ウファン)さんの作品ブースも、その前の村上隆さんのブースとの対比があり、インパクトが大きいです。20歳のころ日本にきた李さん。余白を感じる作品や展示は、日本の文化にある美を感じます。自然と人工物の対比、色と余白の対比、物と余白の対比、少ない要素の展示ですが、色々と思考が動きます。

李禹煥 ≪関係項≫ 1969/2020年 ガラス、石 サイズ可変
李禹煥 ≪不協和音—関係項≫ 2004/2020年 ステンレスの棒、石 サイズ可変
李禹煥 ≪対話≫ 2019年 アクリル絵具、キャンバス 291×218 cm 
李禹煥 ≪対話≫ 2020年 アクリル絵具、キャンバス、291×218 cm
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この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 – 非営利 – 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

今回作品を見に行くきっかけとなった、宮津さんが所蔵されている、草間彌生の『無限の網』写真で見るのと、実物を見るのとでは、違います。実物は、中に引き込まれるような引力を感じます。リアルに体験してみてください。

草間彌生≪無限の網≫  1965年 油彩、キャンバス  152 x 132cm 所蔵:宮津大輔 
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オンラインでもギャラリートークなどが見られるようです。

2021年1月3日まで開催していますので、実物もぜひ見てみてください。