床の色を変えたいけれどどうしたらいい? 訪問アドバイス事例

こんにちは、中西です。今回の相談は、購入したマンションの床の色が気に入らないので、どうにかしたいという内容でした。

購入したマンションの床の色が、持っている家具と同じで、同化しているのが気になるそうです。床の色も赤いのが気になるとのこと。

床の色を変えるときに考えないといけないことはがあります。それは、

ドアや幅木、枠との取り合い

ドアの開閉が問題ないか

床暖房があるか などです。

まず床の上に何かを敷いて、床の色を変えるということは可能です。厚さ1.5ミリ程度の薄い素材があります。薄いのでドアが床から三ミリ以上上についていると取り付けが可能です。

このようなものを貼り付けて色を変えたとしても、建具や巾木、枠の色を変えないのであれば、その色のままの色です。新しく選ぶ床の色は、それらとの相性の良い色を選ぶ必要があります。

また、通常床の色を決めるときに、床の色に合わせてコーディネートするため、床に似た色または床に合う色となっています。

そうすると、新しく貼る床は、ドアや枠の色に影響されます。なので、全く関係無しに色を選ぶことができません。

次にドアの開閉に問題ないか、確認が必要です。開閉が問題なくても、換気を24時間しているようなところだと、その開口が必要で塞ぐと良くない場合もあります。

さらに、床暖房がある場合は熱に強い素材でないといけません。選ぶ素材は床暖対応のものを選びましょう。

今回ご相談いただいたお住まいは、床の色とドアや枠の色が同じだったため、床だけ変えても、返ってそれらの色が目立ってしまいます。そのため、床の色を変えるのは辞めることになりました。

ダイニングと床の色が同じなので気になるということでしたので、次にダイニングの色を変える提案させていただきました。

一般的に、ウレタン塗装をしている家具が多いです。お客様のお持ちの家具も、ウレタン塗装でした。その色を変えるには、一度塗装を剥がして、再度塗装しないといけません。

または新しい確保を購入するという方法もありますが、お客様は持っていらっしゃるテーブルを気に入っていらっしゃいます。最終的に、気になる床の色を目立たなくさせようという方向で話が進みました。

お伝えしたのは、ラグを敷く提案です。お客様はラグを敷くことには積極的ではありませんでした。しかし床の色が気になるのを何とかするのであれば、床に敷くのが効果的です。

ダイニングテーブルの下なので、汚れに強く、洗え、ずれにくい住宅用のタイルカーペットをご紹介いたしました。

いくつかサンプルをお持ちしていたので、それを実際に見ていただきました。その中に、ご希望に合いそうなものがありました。

住宅用のタイルカーペットは、40cmや 50cm角というサイズで展開されているので必要な広さだけ張ることができます。

また、後ろに滑り止めがついていて特別な作業が不要なので、お客様自身でも簡単に設置できます。購入して置くだけなので、取り入れやすいアイテムではないでしょうか。

なかなか一筋縄ではいかない床の色の変更ですが、参考になれば嬉しいです。

それでは、良い週末をお過ごしください。