小さな子どもがいる人のための ラグの提案

こんにちは、中西です。

今日は、小さな子どもがいる方のラグの提案について、お伝えします。

先日小さい子どもがいるお客様のところに訪問アドバイスでお伺いしたときに、床のラグについて相談がありました。

小さなお子様がいるご家庭では、ラグの相談を受けることが多いです。床のラグを希望される理由は、

  • 子どもの怪我防止
  • 吐いたり、汚れたりするので、床を保護したい
  • おもちゃで床が傷つかないようにしたい
  • 床に座って遊ぶので、居心地良くしたい
  • 子どもが遊ぶときの床の音を軽減したいなど理由は様々です。

何か床に敷く時に気をつけないといけない事

・ドアは開く?

ドアの開け閉めはできるでしょうか。またドアの下に敷く場合は、ドア下の隙間は十分にあるでしょうか。ドアのスリットは、24時間換気のために開けられていることもあります。その場合は完全にドア下の隙間を塞ぐのは、避けましょう。

・お掃除ロボットは対応できるか。

種類にもよりますが、厚みが20mm程度なら掃除ロボットは動きます。防音性が高いものですと、厚みが厚い場合があります。どのように掃除をするか考えてラグを選びましょう。

・ラグの厚み

段差が大きすぎると椅子を引いたときに片方の脚がラグからはみ出てしまい、傾いてしまうことがあります。厚みが厚い場合には、広めにラグを敷くようにしましょう。

また床との段差がありすぎると、躓く可能性が高くなります。バリアフリーを考えると20㎜以下の方が望ましいです。また、素材によっても躓く原因になりますので、滑り止めなどをつけて端がめくれないようにするなどの対策も必要です。

・洗えるラグと洗濯機の大きさ

洗えるラグ洗濯機に入れる事できるか確認しましょう。ラグ自体は洗えるものでも、大きいサイズのものもあります。

子どもが小さい頃に、敷くラグの提案

小さなお子様がいる方には、下記のようなラグを提案します。

・住宅用のタイルカーペット

40~50㎝のユニットで、取り換えがしやすく、小さなお子様がいるご家庭にはおすすめしています。クッション性があり、座り心地がいいです。

中には、表面が硬く、ラグのように毛の立ち上がりがない分お手入れしやすいダイニングにも使いやすそうな商品もあります。

・継ぎ目のないラグ、お手入れしやすいラグ

毛足が短く手入れがしやすいもの。継ぎ目がない、クッションフロアをラグに加工した商品があります。

・布製、キルトのラグ

洗濯機で洗うなどの方がよければ、洗濯機に入れられる綿などの薄いラグを敷くという手もあります。薄いこと、裏に滑り止めがついていないため何らかの滑り止め対応が必要です。また薄いためクッション性がありません。高反発のマットなどを下に敷くとクッション性は高まりますが、その分段差がでます。

・プレイマット

お客様から教えていただいたのは、プレイマットを敷くという手です。イメージとしては、ヨガマットの厚さがあるものです。クッション性が高く、合成皮革でお手入れもしやすそうです。ただし厚みがありますので、敷くエリアはしっかり検討する必要がありそうです。お掃除ロボットが使えないので、子どもが遊ぶときだけ敷くという方法も良さそうです。

それぞれ、お客様の部屋の形が違いますし、ドアや家具の位置、ライフスタイルも違います。

家族の年齢や行動も違うため、これが一番いいというものはありませんが、よくお客様におすすめするのは、住宅用のタイルカーペットです。

  • 床暖に対応
  • 裏に滑り止めがついている
  • 色の種類やテクスチャーの幅がありインテリアに合わせやすい
  • 切ることができ、壁に沿ってピッタリ敷くことができる。
  • ユニットなので、そこだけ外して洗う、または取り替える事もできる。

  などの理由からです。

嘔吐しやすい子どもの場合は、タイルカーペットのように取り外しできるとメンテナンスが楽です。

もし嘔吐した場合は、感染の可能性がある為ラグをクリーニングに出す事できません。また固形物がついている場合は、洗面台やお風呂で洗ってから洗濯機に入れることになります。そう考えると、ラグは大きくない方が扱いやすいです。

インテリアの見た目と機能の両方いいというのは、なかなか難しい問題ですが、出来る限り希望に合うようにご提案するようにしています。

それでは、良い週末をお過ごしください。