白いソファもあきらめなくてもいい、抗菌、防汚、防水の機能の進化 

こんにちは、中西です。

先日、イギリスの生地メーカーPanazの抗菌生地、Shield Plus(シールドプラス)の商品を紹介いただきました。これは主に病院向けに使われる、抗菌、防汚、防水性能のある、高機能な、椅子の張地や、カーテンなどに使われる布です。

シールドプラスの抗菌メカニズムは、分子を針のように加工して、帯電によりウイルスを引き寄せその触っても痛くない分子構造の針に、ウイルスを突き刺し、物理的に破壊し、ウイルスを約1時間以内に分解させる機能がついています。針と言っても、分子レベルのため見た目では全く分かりませんし、手で触っても普通の布と同じです。

白い布をサンプルとして頂いたので、家でルイボスティーをこぼしてみたり、ケチャップをつけてみたりしました。防水機能があり、ルイボスティーは、球状になり、布にしみこみません。

ケチャップをのせてみましたが、ティッシュに水を含ませてトントンと叩くとかなり薄い色までに落とすことができます。さらに石鹸で表面を洗うと、色が残らないほどに汚れが落ちました。私は、よく食べ物をこぼしてしまうので、思わず洋服にもこの機能が欲しい、と思ってしまいました。

医療用に開発された生地ですが、 色の種類や素材の種類も豊富でした。テクスチャーも柔らかいものから、凸凹しているもの、光沢のあるものもあります。

白っぽいソファーに憧れる人は、汚れるからとあきれめずにすみそうです。もともと、ソファなど選べる張地の中に、そのような機能をもった生地を取り入れているメーカーもありますが、そうでない場合は、この生地を別途取り寄せて、張ってもらうということもできます。

ソファーで、カバーリング仕様でも、はずして洗うっていうのは大変なので、 小さい子供がいる方や、明るめの生地を使いたい方にも良さそうです。子どもが汚すからと、明るい色をあきらめなくても良くなるのではないでしょうか

布は、通常のものよりは割高にはなりますが、長い目で見ると、家具を長く美しい状態で使えるので、価値があるのではないかと思います。お客様にご提案できる選択肢が広がります。

それでは、良い週末を。