集中力を、確保するための行動を増やす

こんにちは。中西です。『スマホ脳』 アンデシュ・ハンセン著を読みました。本屋さんで目にされた方も多いと思います。もっと早く読んでおけば良かったというぐらい、衝撃的な内容でした。

私自身、スマホのスクリーンタイムを見ると3時間以上を携帯に使っているときがあります。皆さんは、いかがでしょうか。移動の時間が長いときは特に長くなりますし、会社の仕事のメールのやり取りや連絡をしていると便利ですが、うっかりSNSを見てしまうことがあります。

今まで人類が生きていた中で、私たちの脳は生き残りに適するように進化してきました。その脳の仕組みは、今までの狩猟生活を助けてくれていましたが、現在の環境に適したものではありません。特にSNSは、生き延びたいと言う本能に反応する情報や報酬を私たちにもたらします。

新しい環境であるスマホに対して、どのように対処していくかを考えていく必要が出てきたことを、この本は教えてくれます。

最近気をつけているのは、携帯の通知機能をなるべく必要なものだけにすることです。本当は、何かを検索したかったのに、画面を開いたとたん、通知のボタンがあると、とついつい何がきたのかなぁと見てしまいます。そして、気づくと何を探そうとしていたことを忘れていることがあります。

この本の中では、私たちの「集中力」が奪われていると書かれていました。これからAIが発展する中で、私たちの集中力が大事な資源となります。その集中力をいかに持続させる対策を考えないとと思いました。私が実行しようと思ったことは、

まず1つめは、睡眠を確保することです。1日8時間眠ることで、記憶力を高めてくれます。しっかり寝る時間を確保していきたいと思います。

2つ目は、手書きを見直すこと。手や体を使って記録をとることで、より記憶に残りやすいそうです。先日生徒と面談しているときに、パソコンで議事録をとろうとしたら、なかなか上手くできませんでした。面談で出てきたキーワードを見直しながら、どのように課題に取り組むといいよとコメントするのですが、コメントが上手くでてきません。

手書きでマインドマップのようなメモを書いている方がうまく指導することができました。この本を読んで、腑に落ちました。スマホやパソコン上に残せるのは便利ですが、手書きと上手く併用していきたいと思いました。

3つ目は、アプリの整理です。先ほど通知は見直しましたが、どうしても通知が必要なものもあります。今携帯を、私用と仕事用分けて2台持っていますが、1部のアプリは併用して使っています。しかし時間の使い方がうまくいかないことということがあります。例えば夜に仕事のメールを見てしまう。休みの日にメールをチェックしてしまう。などです。アプリを整理して、仕事とプライベートを分け、しっかり休めるようにしていきたいです。

4つ目は、運動を積極的にすることです。本の中では、週に2回2時間以上の運動が集中力や記憶に役に立つと言うことが書かれています。今現在、それを達成しています。しかし、アップルの時計を持っていて、その時計にはどれだけ1日活動したかという記録がとれます。目標を達成すると、丸いリングが完成するのですが、達成できない日が続いていました。これを毎日達成できるように、リズムを作っていきたいです。

5つ目は、子どもとスマホについてです。
この本で、1番知りたかったのが、タイトルにもなっているはスマホの取り扱い方と子どもの依存について考えたいと思ったからです。

長男は、高校生になりスマホを持つようになりました。この本では、スマホ依存や、成績への影響、精神不調の影響など、子どもへの影響ということについても書かれていました。スマホが部屋にあるだけで、集中力が削がれます。

次男はスマホを持っていませんが、テレビやYouTubeを見たり、ゲームをする時間がとても長いことが気になっています。この本では、スマホが取り上げられていますが、それまでもテレビやゲームというものがありました。ではスマートテレビそしてゲームは何が違うのかということを考えてみました。

まず、テレビ。知りたい欲求に対して、情報をくれ満たしてくれます。ただし、何か自分への反応があると言う事は今はまだ少ないので、スマホより依存性が少ないのではないでしょうか。物理的に大きい画面ということもあり、持ち運びもできません。

最近では、インターネットにアクセスできるテレビが増え、YouTubeをテレビで見ることができます。これまでは、見たいテレビが無ければ見ることをしなかったものが、いつでも好きなだけ見ることができてしまいます。アマゾンステックを家に購入してしまったのですが、ほおっておくと、子どもがずっとYouTubeを見ています。なので、スティックを取り上げています。

ゲームついては、情報や不安と言うものに対しての欲求を満たすことはありませんが、分かりやすい成果を感じられる報酬を与えてくれます。持ち運びできるし、これもなかなか手ごわいです。

子供に無理矢理ゲームをやめさせると言うのはとても至難の業です。子ども達には、任天堂スイッチの場合は、時間制限を設けています。昔のDSでは、時間制限が出来なかったので、夏休みなどほっておくとゲーム時間が6時間や7時間というときがあり、驚いてしばらくゲーム機器を預かるということをしていました。

ゲームも、スマホでもできます。今日の新聞を見たらスマホゲームの市場も伸びてきているそうです。本では、SNSに対しての警鐘が書かれていましたが、人によってはSNSだけでなく、ゲームという人もいるのではないでしょうか。また、チャットしながらできるゲームもあり、つながりという報酬も持っているゲームが増えています。

今までのゲームやテレビに加えて、スマホという子どもが夢中になるものが増えてしまいました。テレビと違い持ち運べて、ゲームだけでなくSNSもできてしまいます。

子どもは、まだ自分で制限してというのが、脳の発達段階で難しいです。簡単な方法としては、時間制限を設けることではないでしょうか。とりあえず今は、家の中のWi-Fiの機器で、子どもの使う機器は、時間制限をしていて、23時~7時までWi-Fiにアクセスできないようにしています。

スマホのデータ量を使うものについては、使用時間の制限ができていないので、携帯のスクリーンタイムで制限するのをしていきたいです。

子どもについては、制限を設ける方法で対処していこうと考えますが、自分自身についても、子どもからお母さんだけずるいと言われないよう、自分で制限を設けて、自分が集中できる時間を増やせるようにしていきたいです。

それでは、良い週末をお過ごしください。