色を効果的につかう

色を効果的に使う

色は、気持ちに影響を与えます。赤い部屋と青い部屋に入った人の心拍数を測る実験結果からは、赤い部屋にいる人の心拍数が高くなるそうです。

オフィスでも、色を効果的に使う試みをされています。
青は、創造的な仕事をするのに向いている、
赤は単純な作業や集中するのに向いています。
壁の色を変えるというのは、作業として大変なので、アートを飾ったり、カーテンなどのファブリックを利用したりして取り入れてみてはどうでしょうか。写真は、浜田澄子さんのアート作品。大きな絵の前に立つと、その色によって自分の感じ方が変わるのを感じました。赤の絵の前に立つと、元気になる気になります。

浜田澄子さんの作品
浜田澄子さんの作品

ただし色は、住んでいる国、場所、慣習によって意味合いが異なります。またその人の今までの経験や体験からも、色に感じる気持ちが変わります。

例えば、私は、日本という国で育ったからか「黒い額に入った写真」を見ると、どうしてもお葬式を連想してしまいます。おしゃれなカフェやディスプレイに使われますよね。家でも使ってみようと試しましたが、特に人の写真を入れると気持ちが落ち着かないです。黒の枠にカラーの人物の写真、とくに1人アップは避けたほうが良さそうです。カフェに飾っているものも白黒の写真ですよね。モノクロや風景の写真には良さそうです。

商業スペースや公共の施設などは、一般的な解釈を考えてデザインを考えますが、個人の住宅であれば自分の「好き」を通してもいいと思います。自分が「心地いいな」と思うものも、探してみてはどうでしょうか。

ただし色を選ぶときは、いくつか注意が必要です。

目次

色の面積が大きいと明るく見える

1つは色の面積が大きくなると、小さな面積でみるより明るく鮮やかに感じます。小さなサンプルで色を見ていたら、大きな面になると思っていた印象と違うということがあります。なので、特に壁の色など広い面積の色を決めるときは、なるべく大きな面積のもので検討するのがおすすめです。

色を見るときの光の色に注意する

以前、造作家具を作ったとき、夜家に帰られて見たお客様から色が違うと連絡がありました。それは、サンプルを見たときの日中の光ではなく、その部屋の照明の色が黄色が強く、違って見えたからです。

色を決めるとき、使う場所の照明の色で確認できると間違いがありません。照明の明かりの色によって、色の見え方がずいぶん変わります。また照明の色で見ることができない場合、色合わせするときは自然に色が見える日中の太陽の明るさで確認すると安心です。

となりの色で色の見え方が変わる

同じ色でも、となりの色によって、その色の見え方がかわります。
ソファに置くクッションの場合、ソファのもともとの色によって、同じ黄緑色のクッションであっても色が違って見えます。
お店で色を選ぶときに、その買おうとしているものの近くにあるものの色、部屋全体の色との組み合わせで色を選ぶ必要があります。

これいいなと思って買ったものでも、部屋に置くとイメージと違ったという場合は、部屋の床や壁天井、家具の色が影響して、思った色に見えなかったということかもしれません。