お片づけの7つのこつ

前回お片づけのまえに考えておくことをお伝えしました。

お片づけをするときに、抑えておくべきポイントです。

【1】収納に詰め込まない

服の入っている衣装ケースやタンスを覗いてみてください。どのぐらいの量が入っているでしょうか?引出が閉まりにくい、扉がしまらないことありますか?収納に入るだけ入れると、当たり前ですが取り出しにくいです。そして、一目で何が入っているのか分からなくなります。

詰め込まないことが、手間のかからない収納の第1歩です。目安としては、収納に入る量の【70%】ぐらいが良い、【80%】ぐらいに抑えましょうなど、いろいろアイディアはあります。とりあえず、ぱんぱんに詰められた状態ではなく、余裕があればお好みの量でいいです。大事なのは、何かしら【余裕】をつくることです。

ちょっと新しく買ってきたものを、「さっと」入れることができる余裕があれば散らかりません。

【2】必要以上に収納をつくりこまない

収納が1つ増えると、モノの量は増えやすいです。「とりあえず置いておけるから、ここに入れておこう」ということになりやすいです。ものが入ってしまうからと、そのまま置いておくことはありませんか?1年、3年、5年後、いつの間にか棚にモノでいっぱいになってしまうことになりかねません。

私の仕事は、お客様の家に伺います。長くその家に住まれている方、引っ越しをあまりしていない方は、ご自身でもびっくりされるぐらいものを置かれていることがあります。引っ越しという機会がないと、置きっ放しになるものがでてきます。引っ越しを自分ですると、「なんでこんなに段ボールがいっぱい」と思ったことはありませんか?本棚の本を段ボールに詰めると、こんなにたくさんの量の本が入っていたことに改めて驚きます。

片づけたいとき、まず収納をつくる、かごを用意するのではなく、もちものを減らせないか検討してみましょう。大事なのは、ものが溢れているから、収納を増やすではなく、持ち物を見極めること。その時に捨てられないと判断すれば、それに合わせた収納をととのえましょう。

【3】なぜ、捨てると良いのか?

人それぞれ、使える時間、場所、体力、費用・・・が違います。自分が使えるものは何か、一度振り返ってみると、どんな風に片付けを進めたら良いか整理できます。

  • 自由に使える時間
  • 部屋の広さ
  • 体力
  • やる気
  • 技術、知識
  • お金
  • 協力してくれる人

単純にモノの量が少ないと、それに関わる時間も少なくてすみます。また、モノの量が少ないと、片付けも簡単です。片付けが苦手な人は、モノを減らすことができると、楽になれます。

【4】捨てられないものの理由

捨てられると「楽」なのは分かるけれど、「捨てられない」ものありますよね。私自身、なかなか捨てられないものがあります。例えば、子供の作品、高価で使っていないも(きれいなもの)、読んでいない本・・・思い出のもの
もったいないものは、捨てられない、捨てるのに時間がかかります。まずは、捨てられない理由は何か?

そして、そのモノへの気持ちを整理する必要があります。特に思い出のものは、時間がかかります。

【5】増えたら、減らす

一番簡単に取り組めるのは、増えたときに減らす勇気をもつこと。でもなかなかできませんよね。「収納に余裕をつくりましょう。」とお伝えしましたが、それでも、いろいろ入れていく内に余裕がなくなってしまいます。引出からものがはみ出てきたら

扉がしまらなくなってきたら、見直しの時期が来たことをお知らせしてくれています。お知らせがきたら、その中を見直ししてみてください。何か、減らせるものがあるかもしれません。

【6】メンテナンスデイをつくる

ときどき、メンテナンスデイをつくりましょう。収納の余裕をもたせるためには、メンテナンスが大事です。1年に1回の大掃除のときでもいいのですが、掃除と一緒では大変です。また、1年のことを1日にまとめようとすると、結構な量になっているかと想います。もしかすると、1日で終わらないかもしれません。1ヶ月に1回、1週間に1回など定期的に、こまめなメンテナンスデイをつくると、作業は大変ではありません。でも日々の生活に流されて、忘れてしまうこともあるでしょう。例えば、1ヶ月に1回人を家に呼ぶようにするとどうでしょうか?その前には、片づけなきゃという気持ちが高まると思います。何かモチベーションになるきっかけをつくり、メンテナンスできると続きやすいです。お試し下さい。

【7】続けるために

お片づけを続けるためにも、脳にごほうびが必要です。自分が、「楽しい」「嬉しい」を感じることができると、続きます。おすすめは、1つの引出から始めることです。引出の中も、見直すと以外とその中にいらないものも入っています。

まずは、「できた!」「やった!」という達成感を感じられるように、簡単なことからはじめましょう。