部屋を仕切り方で暮らし方が変わる アイデアと工夫 賃貸のインテリアコーディネート
部屋の間取りと家具のレイアウトは、どう部屋で過ごしたいかで決まる
先日納品が終わったお客様の施工例です。壁の少ないお部屋で、どう部屋を使うかということが、いろいろ検討しました。寝室のプライベート空間として分けることや、仕事に集中できる空間、そしてくつろぐということをどう分けるか、レイアウトをいろいろ検討しました。その数20以上。お客様に見せないで没になったものもあります。レイアウトを決めるポイントは、
・コンセントの位置(特にテレビ)
・部屋の過ごし方やライフスタイル
・希望する家具のサイズ
・収納の量 です。
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仕事に集中できるワークスペース
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音楽の仕事をされているお客様は、パソコンと電子ピアノが置けるスペースが必要ということで、広い作業机にしました。デスク上の本棚で、部屋を仕切っています。視界が遮られることで、自分の世界に浸ることができ、仕事もはかどりそうです。
ワンポイントカラーをプラスした、オリジナル感のあるブラインド
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書斎スペースに入る前の景色は、こんな感じです。ぱっと全体が見えないところが楽しい感じで好きです。ブラインドは、お客様が好きな色をワンポイントに入れました。このグリーンが他の部屋につながっていきます。
間仕切りの高さは、空気感が共有できる高さ
キッチン側から見るとこんな感じです。リビング空間とも、ゆるくつながっています。空気の流れや明るさは共有できるよう、そして視線は適度に遮ることができるよう家具の高さは1m50cm程度に抑えています。
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見せ場を一番目に入るところにつくる
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廊下からお部屋に入ったときの写真です。余白の空間があることで、部屋が広く感じます。そしてここに部屋の見せ場をつくりました。
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「持っているギターを飾りたい」とご希望を最初のヒアリングの時からお聞きしていたので、ぜひ素敵に飾れるようにしたいと思っていました。賃貸ということもあり、壁に大きな傷をつけられません。なので最初は、突っ張りタイプのハンガー等でご提案をしていました。
他のレイアウトも計画していましたが、「仕事場をリビングと分けてつくりたい」とご希望をいただき、思い切って間仕切りのプランも提案しました。もともとご希望のご予算もあったので、少しドキドキしながらでしたが、いろいろ予算を調整してこのプランで進めることになりました。いろいろ試行錯誤があり大変でしたが、完成をみて提案して良かったと嬉しくなりました。
部屋に入ったときに、自分の好きなものが素敵に飾ってあると、家に帰るのが楽しくなりますよね。ギターにスポットライトで光を当てているので、夜照明が当たっているといい雰囲気になります。
くつろげるリビングダイニング
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リビングスペースの写真です。一番最初に悩んだのが、テレビの位置です。大きなスペースのお部屋なのでそれを活かすことと、くつろげるような場所にすること、見た目のバランスを考え、この場所になりました。窓を隠してしまう位置になりますが、他の場所で採光が十分に取れると考えました。テレビの後ろは場所をとらないコンパクトなブラインドを採用。実はこちらのブラインドにも、ソファ横のチェアの色とつながるように、ワンポイントのグリーン色をプラスしています。
くつろぎ感をだすアイテムは、照明です。オレンジ色の光を使うことと、光がどこに当たるようにするかがポイントです。食事や仕事をする部分は、
オーダーでテーブルをつくった理由
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写真を見て、ソファ前のテーブルが少し高い?と思われたのではないでしょうか。ソファで食事をされるというご希望でしたので、ソファ前のテーブルを食事やパソコン作業ができる高さにつくりました。大きさも部屋に合わせて、ちょうどいいサイズのオーダーでつくりました。通常のテーブル高さだと、ソファで使うには高いです。特徴としては、移動のときにテーブルにぶつかっても痛くないよう、角が丸みのあるテーブルにしていることと、引出がついているので、著とした小物を収納できます。
寝室は収納で間仕切りで仕切る
「寝室がリビングから見えないように仕切りたい」とご希望をいただいていました。友人が来られたときにベッドが見えない方がいいですよね。エアコンのこともあり、視線をゆるく仕切れるように検討しました。
いろいろ候補がありましたが、服の収納量を増やしたいというご希望もあり、無印のスチールラックを利用しました。今回緊急事態宣言の時期と商品発注のタイミングが重なり、組み立てをどう依頼するか悩みましたが、銀座店のみ開いていて助かりました。バックパネルは金属製なので、マグネットなどで掲示板のように使っていただけます。
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寝室はファブリックの色で楽しむ
今回は、ベッド周りのデコレーションもご依頼いただきました。
賃貸のお住まいでしたが、こちらの壁の色だけブルーの色が入っていました。
なので、このブルーの色を使いながらお客様のご希望に合うようにカラープランを進めました。プレゼンテーションは、最初のプランです。このあと、寝室はもう少し色をいれてほしいというご希望があり、寝具で色をプラスすることにしました。
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撮影: Hirokazu Touwaku
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